宇垣美里、日本のキャスターは「主張しすぎないことを求められている」
フリーアナウンサーの宇垣美里が、2月14日に東京都内で行われた映画「スキャンダル」公開記念イベントに登壇。日本のキャスターについて、「主張しすぎないことを求められている」と語った。
アメリカのテレビ局のキャスターたちが描かれた同作。2019年3月にTBSを退社した宇垣は「日本のアナウンサーはどちらかというと凡庸な、ある種、強すぎない派手すぎないであったりとか、セクシーすぎないであったりとか、主張しすぎないことを求められていると思います」とコメント。
また、「実際ニュースを伝えるにあたって、アナウンサーはノイズにならないのが一番大事なのかなと思って働いていました」と振り返った。
また、同作のテーマであるセクハラについて、「映画の中で描かれているセクハラっていうのはすごく醜悪なもので、でもどこか見覚えがあるというか、こういうこときっとあるだろうなと現実を諦めてしまうような気持ちにもなりました」と顔をしかめた。
続けて、「その中で葛藤する女性たちには共感しかなくて、胸がギュッと苦しくなる中でそれでも最初に声を上げた人たちの勇気に私も頑張らなきゃなという気持ちにさせられました」と感想を語った。
2月21日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開
監督:ジェイ・ローチ「トランボハリウッドに最も嫌われた男」
脚本:チャールズ・ランドルフ「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(アカデミー賞脚色賞受賞)
出演:シャーリーズ・セロン/ニコール・キッドマン/マーゴット・ロビー/ジョン・リスゴー