テレビ朝日系で、'10年1月14日(木)よりスタートするドラマ「853 刑事・加茂伸之介」の制作発表会見が17日、都内で行われ、出演者の寺脇康文が出席した。
同作は、京都府警捜査一課“強行班六係”を舞台に、犯人逮捕のためなら多少のルール違反もいとわない熱血刑事・伸之介(寺脇)が、組織捜査や適正捜査といったシステマチックな捜査が信条の係長・武藤(田辺誠一)ら“六係”のメンバーと、捜査方針をめぐって衝突しながらも難事件を解決していく姿を描く。
同作が連続ドラマ初主演となる寺脇は「周りに言われて『ああそうか』と思ったくらいで、僕の中では気負いやプレッシャーはないですね。47歳にして初主演というのが、僕のリズムにすごく合ってる。僕の人生の中で、今で良かったなと思います。“打倒! 亀山薫”ということで、必ずや超える作品に、人物に仕上げる所存でございます」と自身の代表作の役名を挙げ、取材陣を笑わせた。
また、主役を務めることに関して、「トップにいるから偉いとかではなく、意思統一が本当に大事。『加茂伸之介が主役だけど、六係のメンバー1人1人が目立つような、みんながすごく良くなるようなドラマにしたい』という話を、メーンとしては非常に伝えやすい。6番手、7番手くらいの番手で『みんな、こういうドラマにしようぜ』って言っても、『おまえは黙ってろ』って(笑)」と“座長”としての心構えを語った。
見どころについては、「刑事ドラマですから推理も入ってくるんですが、推理が一番ではなく人間の心、感情の部分を出していきたいですね。心臓を“キューッ”とつかまれるような気持ちに毎回なってほしい。もう一度、ドラマって面白いんだっていうことを、皆さんに伝えたい!」と猛アピールした。
1月14日(木)スタート 毎週木曜夜8:00-8:54 テレビ朝日系で放送