バイキング“地引き網クッキング”企画誕生は言葉遊びから!?
フジテレビ系で4月よりスタートしたお昼の情報バラエティー「バイキング」(毎週月曜~金曜、朝11時55分~)。その中でも、月曜日の生中継コーナー「生中継!サンドウィッチマンの日本全国地引き網クッキング」が放送開始から話題になっている。サンドウィッチマンが日本全国各地の海岸を訪れ、地引き網で獲れた新鮮な魚の簡単レシピを紹介するクッキングコーナーだが、天候不良で魚が獲れなかったりするなどハプニングの連続で、予定通りいかないこともしばしば。だが、そのハプニングをうまく逆手に取って“料理”していくサンドウィッチマンの進行が受けている。
そんな人気コーナーの誕生経緯について、番組の総合演出担当の島本亮氏に直撃すると「“○○中継”という言葉に当てはめてみて“地引き網”がしっくり来たので企画にしていきました」と、驚きの答えが返ってきた。島本氏によると「月曜日の『バイキング』の構成を考えたときに、MCの坂上(忍)さんらしさを出すために“生放送感”に徹底的にこだわろうと思っていました。なので、VTRを見るだけのロケなどは眼中になく、絶対に“生中継コーナー”で行こうと最初から思っていたんです。そんな中“○○中継”の○○に、いろいろと言葉を当てはめてみたら“地引き網”がとにかくハマったんです。そこからは一気にイマジネーションが広がりました」という。
また、島本氏は「そのまま“地引き網を見せる”コーナーではなく、僕たちはこれをあくまで“主婦が見たい(であろう)料理コーナーを見せる”コーナーとして見せたら、予測不能なことがたくさん起きると踏んだんです。その結果、料理コーナーがぶっ壊されて、見たこともないコーナーが生まれちゃうのではないかと予感したんです」と明かし、まさにその狙いがうまくいった結果になっている。
“地引き網クッキング”を担当する古谷将彦プロデューサーも「地方から『ウチの海岸に来てくださいよ~』とオファーが来たり、富澤(たけし)さんも『よっ!地引き網芸人』って呼ばれたりしたらしく、けっこう認知されてきたんだなって感じています」と話し、「ただあんまりロケがうまくいっても面白くないので、台風で波が高くても、雨が降っていてもいいし、逆にその辺が面白い要素になってくるんです。でも、冬で寒くなったら南の方の海岸に行くんじゃないですかね!? 暖かさを求めて(笑)」と、ハプニング大歓迎の姿勢を貫いている。
お昼の帯番組の人気コーナーとして定着してきた中、最後に今後の展開について古谷氏にうかがうと「人気が出たからといってあんまり大々的にやるんじゃなくて、サンドウィッチマンさんとも話しているんですが、今後は細々でいいので長くやっていきたいなって思ってます(笑)」と話し、最後も“地引き網クッキング”らしく、思いも寄らない答えで締めくくってくれた。夏シーズンに入り、ますます“地引き網クッキング”から目が離せない!
毎週月曜~金曜 朝11:55-昼1:00
フジ系テレビにて放送
※「生中継!サンドウィッチマンの日本全国地引き網クッキング」は月曜放送