「まれ」で人気の“ハキハキ”女子・清水富美加を直撃
NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「まれ」で、注目を集めているのが清水富美加。土屋太鳳演じるヒロイン・希の恋のライバルで、明るくハキハキ、真っすぐ夢を目指す蔵本一子を演じている。
4月25日(土)公開の北野武監督最新作「龍三と七人の子分たち」にも出演するなど、人気上昇中の清水に今回の一子役と自身との共通点や、共演者への印象、今後の目標などを語ってもらった。
――演じられている一子に対する思いや、自身との共通点をお聞かせください。
最初は、共通点とか全くないし、私は少し苦手だなって(笑)。私は、どちらかというと、ああいう子についていくタイプだったので。一子ちゃんみたいなタイプを演じることができるのかなって少し不安でした。
今は、演じるにつれて、一子ちゃんのことはより見えてきたり、自分が役に近づいていっていると感じたりすることがあります。意外に普段素直になれなくて、言いたいことは結構言うんですけれど、割と本当に思っていることとか感謝の言葉が言えないみたいなのはちょっと分かる気がします。自分の中での葛藤が強くて、“陽”の感じがするけど“陰”もとても強いみたいな感じは一緒かなと思うようになりました。
――同年代の俳優さんが多い「まれ」ですが、清水さんはムードメーカーと思っていたんですが…。
あの中でムード―メーカーって言ったら群を抜いて(洋一郎役の)高畑(裕太)君です(笑)。私は全然です!
――土屋さんや門脇(麦)さん、女性共演陣への印象をお聞かせください。
土屋太鳳ちゃんは高校卒業間近に、一回共演していて('13年公開の映画「赤々煉恋」)、そのときに「なんて性格のいい子なんだ」って思いました。それが2年経った今でも全然変わらなくて、ずっと太鳳ちゃんってこうなんだろうなって思っています。
すごく優しくて、明るくて、笑顔なんだけど、でもそれを続けられる強さがあって。強さと優しさを兼ね備えた、女神みたいだなぁと…。
麦ちゃんは、なんか、もっとクールな感じかなって思っていたんですけれど積極的にしゃべりかけてくれます。すごく健康について語ってくれるんです。「ヨガに行き始めたんだ」とか「酵素がいいよ」とか(笑)。「甘酒がすごく体にいいんだって。今度もってくるね」とか言ってくれたりもして、すごくお姉ちゃんみたいな感じですね。
――出来上がった「まれ」をご覧になって、実際撮られていたときと印象は違いますか?
撮影時はそのシーン一つ一つをゆっくり撮っている…そんなにテンポが速いイメージはなかったんですが、結構、思ったより事件も多いし、テンポも速いし、いい意味ですごくドタバタでいつも目が離せないドラマだなって思いました。
事件が立て続けに起こり…徹、帰ってくる、希が夢で揺れている、圭太の家もお父さんとちょっとけんかしている、一子は東京に行くのか…とか。事件がいっぱいで、常に目が離せないドラマだなと思いました。
あと絶対、能登行きたくなりますよね。視聴者の方は実際行ってみたり、ご飯とか食べたくなったりすると思いますよ!私は毎週末行きたいぐらいです。雑誌に載っているようないわゆる観光名所とかももちろんいいんですけれど、それ以外の普通の山とか海っていうのがすごくいい場所なのでそういう所も見ていただきたいです。
――最後に今後の目標を教えてください。
今後の目標ですか…今、朝ドラをやっている中で、毎日反省いっぱいの日々です。まだまだ一人前という感じが全然しないので、早く他の共演者のように、安定感のある、ちゃんと自分の役割を果たしていける女優さんになりたいです。
毎週月~土曜 朝8:00-8:15ほか
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