ピース又吉、「乱歩奇譚」を『斬新で面白い』と太鼓判
6月27日に東京・フジテレビで、7月2日(木)より放送のアニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」(毎週木曜夜0:55-1:25ほか、フジテレビ系)の先行上映会を開催。スペシャルゲストにピース・又吉直樹が登壇し、ノイタミナの編集長である森彬俊プロデューサーとトークショーを行った後、囲み会見に応じた。
「乱歩奇譚 Game of Laplace」は、推理小説家・江戸川乱歩の没後50年作品として、その諸作を原案に、設定を現代に移して幻想的な世界観を蘇らせたオリジナル作品。
とある中学校教師の殺人事件をきっかけに、天才探偵・アケチと出会った男子中学生のコバヤシは、アケチに興味を持つ。そして、友人・ハシバの心配をよそに自ら「助手」を志願し、次々と起こる奇怪な事件に挑むストーリーとなっている。
上映会では、森プロデューサーが作品の見どころとして、「レトロ感のある音楽」「主人公・コバヤシの視点とその他キャラクターの視点で異なる演出」「推理シーンでの自由な表現」の3点を挙げた。
さらに、あやしげなBGMとともに、この日公開となったドクロのマスクとマントを羽織った怪人二十面相の姿をした又吉が登場。江戸川乱歩のファン代表として、又吉は「原作ファンだけじゃなく、アニメを見た人が原作はどうなっているのだろうと興味を引かれる内容でした」と作品の印象を語った。
また、第1話・第2話の原案でもある「人間椅子」をモチーフに、又吉もコメディーのショートフィルムを制作したことを明かし、「乱歩の魅力は“発想”にあると思う。いろいろなことに応用できると思った」と語った。
そんな中、又吉の座る椅子が次第に回転してしまい、「勝手に動くんですけど…」と笑いを誘う場面も見られた。
その後、アニメ制作にあたり設立された「乱歩奇譚倶楽部」の宣伝部長に就任した又吉は、囲み会見に出席し、「乱歩の世界観を画で表現するのは難しいと思うが、斬新で面白かった。探偵・アケチの暮らす洋館に住んでみたい」とファンならではの視点でアピール。
さらに、又吉自身が乱歩の作品を転用するなら「『赤い部屋』は現代版にしても面白そう」と語り、今後のアニメのストーリーの展開にも期待していた。
7月2日(木)放送スタート予定
毎週木曜夜0:55-1:25ほか
フジテレビ系で放送
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