“長年の夢”ギネス認定に桂文枝「何よりの勲章です」
'71年1月31日にスタートした人気長寿バラエティー「新婚さんいらっしゃい！」(テレビ朝日系)が、放送開始45年目を迎え、「Longest running TV talk show hosted by the same presenter」(同一司会者によるトーク番組の最長放送)としてギネス世界記録に認定された。それに伴い、7月2日に大阪・ABCホールにて認定式と記者会見が行われた。
おなじみの番組テーマ曲とともににこやかに登場した文枝は「ありがとうございます。あっという間の45年でございました」とあいさつ。
式の司会を務めたABCテレビの喜多ゆかりアナからギネス世界記録に認定された感想を聞かれると「実は以前からそういう話はあったんですけど、世界各国にトーク番組はあるので、もっと長い番組があるのでは？と調べるのが大変だったようで(笑)。それだけに本当にうれしいですね」と万感の思いを明かした。
さらに文枝は、しみじみと45年の歴史を振り返り「ここまで続いたのは、番組を見ていただいた方々、面白い話を披露していただいた新婚さん、一緒に番組を作ってきたスタッフ、支えてくれた家族のおかげ。今回のギネス世界記録は何よりの勲章です。テレビの仕事を続けてきて良かった」と喜びをかみしめた。
一方、'97年7月6日から文枝のパートナーを務め、歴代パートナーとしては“最長記録”となる山瀬まみも祝福の花束を持って登場し、「おめでとうございます。今、文枝さんのお話を聞いていて、本当にすごい方と一緒にお仕事をさせていただいているんだと感謝しております！」と敬意を表した。
その後、「ギネスワールドレコーズ」の公式認定員・石川佳織さんを迎えた認定式が執り行われた。ところが、「新婚さん」で長年パートナーを組む文枝と山瀬がそろえば、式典も一筋縄ではいかず「認定員さん、いらっしゃ～い！」とおなじみのコールで石川さんを迎え入れる展開に。
二人は「お名前は？」「認定員さんはどんなお仕事？」などと石川さんを質問攻めにし、会場はさながら即席「新婚さんいらっしゃい！」状態に。和やかな雰囲気の中、ギネス世界記録の認定証が石川さんから文枝へと正式に授与され、文枝は「感無量ですね」と感激の表情を浮かべた。
続けて「これまでたくさんのディレクターやプロデューサーの方に関わっていただきましたが、最初のころに関わっていただいたスタッフの方はもう定年退職されている。それぐらい長くやらせていただいて、本当にありがたい」と、涙ながらに語った。
質疑応答で記者から「45年の番組の歴史の中で印象に残る思い出は？」という質問をされると、「生まれてくる子供にメッセージを残したい」と、余命いくばくもないながら番組に出演した妊娠中の新妻を挙げる。文枝は山瀬と共に「号泣しました」と再び涙を浮かべて振り返った。
そして「新婚さん」でギネス世界記録に認定されることが長年の念願だったという文枝は「認定されると決まってから発表まで、内緒にしておいてと言われていましたが、言いたくて言いたくて(笑)。でも、やっと言えます」と、最後にはしっかりと笑いを取っていた。
なお、「新婚さんいらっしゃい！」では、番組45周年を記念したさまざまな企画を展開中。7月5日(日)と12日(日)には45周年を祝し、カナダ・バンクーバーで行った公開収録の模様を2週にわたって放送。また、7月26日(日)には1時間スペシャルも放送予定となっている。
今後も“新婚さん”がこの世にいる限り続いていきそうな勢いのMCたち。まさしく“世界最高のMC”の元に、新婚さんいらっしゃい！
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
毎週日曜昼0:55-1:25
テレビ朝日系で放送
※7月26日(日)は1時間スペシャルで放送
