高橋克実、主演ドラマ撮了に感激「一生忘れない」
テレビ東京系ほかにて放送中の高橋克実主演「金曜8時のドラマ『僕らプレイボーイズ 熟年探偵社』」がクランクアップを迎えた。
本ドラマは平均年齢65歳の“熟年”探偵が集う「プレイボーイズ探偵社」を舞台にした作品。元捜査一課刑事で所長・土屋(伊東四朗)の元に集まったタクシー運転手・田浦(笹野高史)、開業医を引退した堀切(角野卓造)、元オリンピック選手の由井(石田純一)が所属する探偵事務所に、家電メーカーの営業部に勤務していた主人公・岩瀬(高橋克実)が加わり、依頼解決のために奮闘する日々を描く。
探偵事務所への依頼人も、彼らと同じ中高年の男女限定。熟年離婚や雇用、介護、ペットロスなど中高年のあらゆる難問を明るく解決していく。
クランクアップ当日は、最終話の重要なポイントとなる田浦の家でのシーン撮影。3カ月に及んだ撮影を振り返った高橋は「とっても楽しい夏でした!」と笑顔。数日前に、高橋、石田、笹野、角野、伊東の探偵役5人そろっての最後の撮影では、和気あいあいとした雰囲気で各キャストが心境を明かした。
高橋は「探偵役の5人がそろうとロイヤルストレートフラッシュ。本当に最強のメンバーでした。こんなメンバーでやれたことはこれまでなかったし、今後もなかなかないと思います。一生忘れられない作品だと思います」と万感のコメント。
石田は「皆さんの演技は、アドリブや笹野さんのおちゃめな悪ふさげがいろいろ出てくるので、お化け屋敷のような楽しいことがいっぱいでした。角野さんはかわいいし。名優たちなのにおちゃめで、いろいろ楽しい雰囲気で芝居をさせてもらいました。ありがとうございました」と先輩俳優に感謝。
笹野は「佐々木すみ江さん、秋野暢子さん、浅野和之くん、市毛良枝さんと懐かしくいろんなゲストの方にお目にかかれたのが何よりもうれしかったですね」と振り返る。
角野は「暑くて過酷な季節でしたね。プレイボーイズ探偵社はなかなかユニークな場所で、元はショーパブだったのかな? 面白い空間だったけど、朝から夜まで撮影していると(空調があまり効かず)ふーっと気が遠くなるようで。でも、僕たちよりも監督やその他スタッフの方が大変だったよね。新幹線の駅から近くてロケーションは良かったんだけど(笑)。今ではそのつらさが、思い出深さになりました」と夏のドラマ収録の苦労を明かした。
伊東は「平均年齢65歳という出演者のレギュラー番組はないんじゃないですか。画期的ですよね。史上初。4人はこのセットに賛否両論ありましたが、私はほとんどここに居ついたじいさんです。振り返ってみればロケは2回だけ。どっかの喫茶店と前日撮影したシーン。それ以外は全部ここに住んでた。一番暑苦しかったのは私です」と現場を笑わせた。
毎週金曜夜7:58-8:54ほか
テレビ東京系ほかで放送中
原案=藤田宜永
脚本=吉本昌弘ほか
演出=鈴木浩介ほか
音楽=平沢敦士
プロデューサー=中川順平、志村彰、高石明彦
出演=高橋克実、石田純一、水野真紀、冨士眞奈美、中村静香、笹野高史、角野卓造、伊東四朗