瀧本美織「登場人物の抱える思いを見守って」
11月24日(火)スタートのドラマ「わたしをみつけて」(NHK総合)の取材会が行われ、出演する瀧本美織と鈴木保奈美が登壇した。
「わたしをみつけて」は中脇初枝の同名小説が原作。主人公の弥生(瀧本)は生後間もなく親に捨てられ、里親にも突き放された経験を持つ看護師だ。手際のいい仕事振りから周囲の評価は高い彼女だが、同僚と深く付き合うこともなく孤独な日々を過ごしていた。だが、そこに赴任してきた新しい看護婦長・藤堂(鈴木)との出会いを通して、彼女は自分の意思で人生を歩み始める。
8月のクランクインから1カ月半の撮影を経て、クランクアップ間近の瀧本は、「すごくあっという間でした。ドラマはすごく繊細で、切ない気持ちになったりもするんですが、現場は和気あいあいとしていて本当に楽しくて、いつの間にか夏も終わってしまいました。気持ちは皆さんと一緒に熱く駆け抜けた夏だったかな、と思います」と語った。
また、鈴木は移転した病院を使用した撮影が居心地良かったようで「こちらの病院がほぼ撮影現場になっているんですけれど、ほとんどNHKのスタジオのように好きに使わせていただいて、とってもやりやすくて助かっています。私たちもほぼ着替えがなくて、ずっと看護師の衣装なので、とっても楽です!」と笑顔を見せた。
そんな2人は、「気持ちの流れが繊細で、登場人物それぞれに抱えている思いがありますので、全4話を通してゆっくり見守っていただきたい」(瀧本)、「とても繊細な感情のやり取りがあるので、ぜひジーッと見ていただきたいなと思います」(鈴木)と登場人物たちの心の機微を見守ってほしいとそろってコメント。
制作統括を務める三鬼一希チーフプロデューサーも、「秋ということで、少し自分を省みるような時間を持って見ていただけたら」と繊細な物語をアピールした。
11月24日(火)スタート
毎週火曜夜10:00-10:50
NHK総合にて放送