【アフターV】ブルー・加藤和樹「福岡っぽさは…」
【アフターV】ブルー・加藤和樹「ブルーは素に近い」より続く
ドラマ「新★乾杯戦士アフターV」の主要キャスト3人にインタビュー。加藤和樹の後編では撮影の裏話などについて聞いた。
――第2期では舞台が福岡に移りましたが、シチュエーションは変わらず居酒屋とカラオケボックスなんですね。撮影していて福岡っぽさは感じられましたか?
感じてな…(笑)いや、料理が福岡の料理だったので、そこで感じましたね。あと、せりふに中洲とか福岡を象徴する物がちょいちょい出てくるので、福岡感は出てると思います!
――シチュエーションに変化がほしいとは思いますか?
もちろん思いますよ! たまには外に出たいなっていうのもありますし。でも今回、僕に関して言えば悪の組織との絡みが結構あるので、そこはうれしかったですね。前回もちょっと寝返りそうになったんですけど。やっぱり、総帥の人柄に胸を打たれて、何とかしたいという気持ちが今回爆発したという感じです。
――トレジャーVは悪も助けるんですね?
そうですね。全ては言えないんですが、ついにヒーローとしてやってはいけない事をしました!(笑)
――第2期になってパワーアップしたポイントはありますか?
前作よりそれぞれ役が入り込んでいるので、僕らのチームワークも含めてさらに良くなっていると思います。あと、新キャラたちのインパクトが強いので、そこでの問題解決に奔走する僕らっていうのが無駄に面白くなっているはずです!
――現場の雰囲気はどんな感じなんですか?
常に笑いでしたね。もちろん、深夜から朝、夕方にかけての収録なので大変なスケジュールではあるんですけど、作品の面白さで持っていたと思います。
――気負わず撮影に臨める雰囲気なんですね。
そうですね。1発撮りの緊張感はありますが、基本的には笑いのある現場なので。でも、大体朝7時くらいになると、みんな黙り出すんですよ(笑)。
――何か収録中の面白いエピソードってありますか?
前回に引き続き今回もラメゴールド役の原金太郎さんがとてつもないインパクトを残していかれましたね。原さんの撮影初日、「おー、やってるかー?」ってやって来て、ズカズカと席に着くんですけど、そのテストの段階で衣装のお尻がバリッて破れて、「あっ、破れた」って言っててみんな大爆笑でした(笑)。今回もやらかしてくれましたね。前回は、原さんがカラオケの“デンモク”をそんなに使ったことがなかったみたいで、止め方が分からなくてバンッていう止め方をしていたんですが、僕らの中で結構はやりました。
――本番では、衣装が破れたのを思い出して、おかしくて仕方なかったんじゃないですか?
もうだめでしたね。基本的にラメゴールドのインパクトが強過ぎるので、ラメゴールドの回は僕らは笑いをこらえるのに必死ですよ。“笑ってはいけない”みたいな状況になってましたからね(笑)。
――他に現場で笑いを提供してくれた方はいましたか?
やっぱりA先生(イエロー役・バッファロー吾郎A)じゃないですかね? イエロー自体が面白いので、あの空気の中心にいるのは多分A先生というかイエローだと思いますね。
――第1期で、異動して復帰した時なんか散々でしたよね?
散々でしたよ。みんな、何で帰ってきたの!?くらいのテンションで、ひどいなと思いました(笑)。あの空気感はA先生しか出せないですね。
――そんな「アフターV」ですが、加藤さんにとってはどんな作品ですか?
もちろん掛け替えのない作品です。こんなに笑える現場はあまりないので、自分にとっては喜怒哀楽の“楽”の作品ですね。
現場で生まれる物も多くて、経験という意味でもすごくよかったと思います。僕は最近、舞台の仕事が多いんですが、この作品は現場で作っていくっていう部分が、映像にしてはすごくたくさんあるんですよね。台本に書かれている事だけじゃなくて、監督自ら僕らの“居方”を見て考えてくれることが多いので。
監督自身も舞台の演出もたくさんされているので、ドラマなんだけどどこか舞台っぽいシチュエーションコメディーっていうのが「アフターV」の良さですかね。自分にとってはずっとシリーズでやっていきたい作品です。ずっとやって、みんなだんだん年を取って、みんな肩が上がらなくなってみたいな。そのとき、A先生は何歳になるんだろう?(笑)
――「アフターV」での今後の野望はありますか?
劇場版と舞台化ですね。そして、第3期!
――劇場版だと大体2時間くらいになると思いますが、シチュエーションはやっぱり居酒屋とカラオケ店だけですかね?
そうですね、そうなると思います。こんな映画あるか!っていう。舞台だと会話劇になりますかね。動きが少ないので、場面転換のところでいかに見せるかっていう感じで。あとは、歌をフルで歌うかもしれないし、アクションもあって、ついに怪人が出るかもしれないですよ。話だけで、1回も出てきていない怪人が!(笑)
――やっぱり、実際に怪人と戦ってみたかったですか?
レッドとけんかするところでしかアクションをしてないですからね。剣はカラオケでサイリウム代わりにしたりして、ちょいちょい使うんですが。ピンクは脅しで使ってて…ピンクが1番怖いですよ(笑)。
――分かります! キャストの皆さん、いいキャラですよね。
「本当に当て書きか」っていうくらい、みんなキャラクターに合っていますから。
――ちなみに、「アフターV」はヒーローの衣装ですが、着てみてどうですか?
フィット感がよくて、意外としっくりくるなと思いましたね。伸縮性もあって、動きやすいですよ(笑)。
――では、最後に第2期の見どころ、そしてブルーの注目ポイントを教えてください。
作品全体の見どころとしては、無駄にパワーアップしている部分ですね。新キャラクターが今回はたくさん出てくるので、それに対して僕らトレジャーVがどう問題解決をしていくかっていうところ、どう力を合わせるのかっていうところを見ていただきたいです。
あとは、悪の組織です。総帥の斉木(しげる)さんがすごく頑張っていて、そのやりとりですよね。悪の組織と正義のヒーローの在り方というか、お互い持ちつ持たれつなんだな(笑)っていうところを見ていただきたいなと思います。
僕個人としては、ヒーローとしてやってはいけない事をやるブルーを見守ってほしいですね。
【アフターV】ピンク・吉川友(前編)は10月16日(金)朝6時アップ予定。
テレ玉 毎週土曜夜11:00-11:30
KBS京都 毎週土曜夜0:30-1:00
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tvk 毎週火曜夜11:00-11:30
三重テレビ 毎週火曜夜0:20-0:50
出演=村井良大、加藤和樹、吉川友、バッファロー吾郎A、飛永翼(ラバーガール)、シソンヌじろう/斉木しげるほか
ストーリー構成・監督=細川徹
【HP】afterv.tv/