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中川大志が心境語る、「映画ちびまる子ちゃん」出演

2015/12/21 14:36

映画で“まるちゃん”の相手役を務めた中川大志
映画で“まるちゃん”の相手役を務めた中川大志

ことし放送25周年のアニメ「ちびまる子ちゃん」(毎週日曜夜6:00-6:30、フジテレビ系)が、23年ぶりに映画化され、12月23日(水・祝)に公開される。タイトルは「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」。

この映画では、世界5カ国からやって来た外国の子供たちが、まる子をはじめクラスメートの家にホームステイし、日本文化を満喫する様子が描かれる。イタリアから来た少年・アンドレアは、なぜかまる子の家にホームステイしたいとこだわり、さくら家に滞在することに。声優は、いまドラマや映画に引っ張りだこの人気若手俳優・中川大志が務める。

そこでSmartザテレビジョンでは、中川にインタビューを実施。国民的アニメのアニバーサリー作品への出演、さらに声優初挑戦という中川に、思いを聞いた。

――まずは出演が決まったときの感想を教えてください。

「ちびまる子ちゃん」って僕が生まれる前から放送されているアニメで、もう日本人なら知らない人はいない作品じゃないですか。そんな国民的な作品に自分が出られるということを想像もしたことがなかったので、出演が決まったと聞いて「え、あのちびまる子ちゃん?」って思いましたね。この「ちびまる子ちゃん」しかないんですけど(笑)。

――しかも声優初挑戦となります。

この記念すべき作品に、こんな大役を任せていただいて、「どうしよう!」って感じでしたね。不安はもちろんありましたけど、とにかく任せていただいたからにはやれるだけのことはやろうという気持ちで、精いっぱいやらせていただきました。

――イタリア人の小学五年生、という役を聞いたときはどう思われました?

超ハードル高いなって(笑)。普段役者の仕事をしていて、なかなか小学校五年生の役っていうのも来ないですし、さらにイタリア人で。でも口調に関しては、そこまで片言を意識し過ぎないということは最初に話し合いました。伝わらないと意味がないので、まずはしっかりと思いを乗せる、言葉を伝えるってことを優先して演じています。

――アンドレアの人物像について教えてください。

亡くなったおじいちゃんが大好きだった日本のことをもっと知りたくて、日本にやって来るんですよ。心がピュアな男の子で、さくら家の人たちにも感謝の気持ちを忘れないとても優しい子ですね。

――ご自身が小学五年生のころはどんな子供でしたか。

やんちゃでしたね(笑)。外で遊ぶのが好きなんですけど、よく怒られていました。でも僕とアンドレアって共通項が多いんですよ。アンドレアはサッカーが得意なんですけど、僕も幼稚園と小学校のときにやってましたし、カメラが趣味というのもアンドレアと同じで。

――すごい偶然ですね。

アンドレアはおじいちゃんの形見のカメラを持参しているんですけど、僕もおじいちゃんにカメラもらったりしてて。ちょっと驚きました。

――そんなアンドレアは、滞在中にまる子と絆を深めていきます。

この映画は何か大事件が起きるとかではなく、普段の(静岡・)清水の街に、外国人の友達がやって来た10日間の出来事のお話なんですけど、この10日間にはいろんなものが詰まっていて、いつもの「ちびまる子ちゃん」とはひと味ちがう、ちょっとしっとりとしたテイストになっているんですよね。

そこでアンドレアとまる子との間には、もしかするとちょっとした恋心なのかもわからないですけど、国境を超えた絆が10日間の中で生まれて。子供たちの出会いと別れを描くんですけど、普段のアニメだったらなかなか描かれないような表情やせりふが出てきて、「そんな一面見せられたらこっちは泣いちゃうよ」っていうシーンがたくさんあります。

――初のアフレコはいかがでしたか。

TARAKOさんをはじめ25年間同じメンバーで、同じスタジオでずっとやられてきた大ベテランの皆さんの中に入るというのは、超緊張しましたね(笑)。でもすごくアットホームな現場で、ごあいさつさせていただいたときに、皆さんに「まぁ、こんな現場だから気楽にやってよ」みたいに言ってくださって。そんなこと言われても僕は緊張しちゃうんですけど(笑)。でも優しく迎え入れてくださって、徐々に緊張はなくなっていきました。

――中川さんの演技について、TARAKOさんたちは何かおっしゃってました?

「ぴったりだね」とか「声が優しい」って言っていただいたんですけど、今まで役者の仕事をしてきて、自分の声を意識したことってあまりなかったんですよ。自分の声の出し方や声質を、今回初めて考えました。

あと、マイクとの向き合い方一つにしてもいろいろと教えていただきました。小さいときから見てきたアニメの“耳なじみ”のある声に囲まれてそこで演じさせてもらったというのが本当に幸せでしたし、勉強にもなりましたし、一生ものの経験をしたなと思いましたね。

――では最後に、大人も子供も楽しめる作品になっていると思うのですが、それぞれにメッセージをお願いします。

大人の方に対しては、心が浄化される映画です、と伝えたいです。ピュアだった小学生時代を思い出してほっこり温まって見てもらえる映画ですし、懐かしんでもらえるんじゃないかなと思います。

子供のみんなはまるちゃん世代だと思うんで、友達の大切さを知ってもらえれば。笑って泣ける映画なので、ぜひ見てほしいです。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」
12月23日(水・祝)公開

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  • 映画で“まるちゃん”の相手役を務めた中川大志
  • 【写真を見る】“まるちゃん”と手をつなぎはにかむ中川
  • 出演が決まったときは、中川の家族も「え? あの『ちびまる子ちゃん』に出るの?」と驚いたそう
  • 中川は、「ちびまる子ちゃん」の中では野口さんが一番好きなキャラクターと明かした

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