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「闇金ドッグス2」注目俳優・山田裕貴が“闇金屋”を怪演

2016/04/09 14:05

映画「闇金ドッグス2」主演の山田裕貴が撮影秘話を告白
映画「闇金ドッグス2」主演の山田裕貴が撮影秘話を告白

闇金業界の世界を臨場感たっぷりに描いた映画「闇金ドッグス2」が4月9日(土)より東京・新宿バルト9ほかで公開される。主演を務めるのは「海賊戦隊ゴーカイジャー」('11~'12年テレビ朝日系)、「GTO」('13年フジテレビ系)、「HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D~」('15年日本テレビ系)、映画「ホットロード」('15年)、「ストロボ・エッジ」('15年)などに出演する若手俳優、山田裕貴だ。

同作は、山田演じる元ヤクザの安藤忠臣が闇金屋として奮闘する姿と、顧客たちの墜落劇を描いたシリーズ2作目。

1作目で闇金業界に足を踏み入れた安藤は、偶然再会した元ホストの須藤司(青木玄徳)を雇い、順調に「ラストファイナンス」を経営していた。

優良顧客である居酒屋経営者・岡林(黒田大輔)は、交際していたスナックのママ・あざみ(伊藤裕子)から、母親の手術費用として200万円が必要なことを聞かされ、安藤に融資を相談。返済能力を超えた金額に躊躇する安藤だったが、今までの実績を信じ、条件付きで200万円を貸してしまう。だが、岡林は資金繰りがうまくいかず行方をくらます。焦る安藤は岡林の言葉を思い出し、あざみの元へと向かう―。

撮影を終えたばかりの山田が作品の見どころを語った。

――2作目となりましたが、今回の撮影はいかがでしたか?

前作では忠臣のキャラクターをすごく固めていた気がします。今回はいろんな顔を見せようと思って撮影に臨みました。前作ではタメ口で話すことが多かったんですが、最初は下手に出るけれど、追い込むときは激しいという闇金屋の怖さを強調するため、敬語を取り入れました。あとは、忠臣としてではなく自分自身に置き換えてみて、自分の中で感じる怒りや悲しみをお芝居に盛り込むという役作りをしました。役半分、自分半分という幅の広がった忠臣が演じられたと思います。

――役作りはどう準備されたんですか?

撮影前にワークショップをやったんです。映画にあるシーンだけじゃなく、さまざまな場面に忠臣を置いてエチュードをやってみたことが本当によかったです。自分以外の役もやってみるんですが、敬語は津田寛治さんの忠臣を見てヒントを得ました。そういうところに気を付けつつ、現場で生まれる感覚を大事にしましたね。

――ライブ感があるのは、そのような準備があったからなんですね。山田さんが一番印象に残っているシーンはどこですか?

ビルの屋上で、黒田さんが演じる岡林と対峙(たいじ)するシーンです。一度は逃げた岡林からどうやって金を取り戻すのかというのを、細かい動き、言葉のニュアンスやトーンを考えながら演じるのはすごく楽しかったですね。黒田さんは役へのアプローチの方法が僕と似ているんです。だからやりやすかったのかもしれないです。

それ以外の場面も台本に書いてない動きは僕が埋めなきゃいけない。何を思って目線を送るのかというのにも意味があるし、もちろん意味がない行動もあっていいと思うんです。そういうのをちゃんと埋めることができたんじゃないかなと僕は思います。

――忠臣と共に成長している感覚ですね。

その感覚はすごくありますね。現場を重ねて自分の中でもお芝居への考え方が変わってきました。映画「ストロボ・エッジ」で監督の廣木隆一さんに会い、お芝居についてより深く考えるようになりました。映画監督のワークショップを受け、三浦大輔さん、行定勲さん、大森立嗣さんなどから、「芝居は誰でもできるからやろうとしなくていい。思っているだけで伝わるから」っていうのを教えてもらって、やり過ぎない美学というのを学びました。今回の作品でそれが生かせたんじゃないかなと思います。

――アクションシーンも多いですよね。

アクションも多いんですが、僕は走る役が本当に多いんです(笑)! デビュー作から台本に「○○役、走る」っていうト書きが多かったです。走らせたくなる俳優なんですかね(笑)。

――現場の雰囲気はどうでした?

実は忠臣を演じている期間は普段の生活から口が悪くなるので、不思議と誰とも話したくなくなるんです(笑)。明るい役をやっているときはよくしゃべるんですけど、忠臣をやるとうまくしゃべれなくなる…。だからずっと黙っていました(笑)。(撮影現場を記録する)メーキングのカメラが入っているとそこに向けてコメントしに行ったりするんですけど、今回は少なかったですね。

――映画の公開が待ち遠しいですね!最後に山田さんのプライベートを教えてください。オフの日は何をしているんですか?

あまり何もしてません(笑)。俳優仲間や友達の芸人さんとご飯にいったり、録画していたテレビ番組や映画をみたりしています。この5年間ずっと同じこと言ってるから何か始めなきゃ(笑)。中学のころ、バンドを組んでライブハウスで歌ったりしてたんですが、音楽が好きなんで何か楽器を始めようかななんて思っています!

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

山田裕貴(やまだ・ゆうき)
'90年9月18日生まれ、愛知県出身。「海賊戦隊ゴーカイジャー」('11~'12年テレビ朝日系)で俳優デビュー。
主な出演作として「GTO」('13年関西テレビ系)や「イタズラなKiss~Love in TOKYO」シリーズ('13~'14年フジ系)、「ホテルコンシェルジュ」('15年TBS系)、映画「ホットロード」('14年)「ストロボ・エッジ」('15年)など、多数の作品に出演。今後の公開作として、映画『ROAD TO HiGH&LOW』(5/7[土]公開)、「闇金ドッグス3」(5/21[土]公開) 、「オオカミ少女と/黒王子」(5/28[土]公開)「ふきげんな過去」(6/25[土]公開)『HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』(7/16[土]公開)などがある。
初主演となる舞台『宮本武蔵(完全版)』(8月19日[金]~29日[月])が控えるなどで活躍中の若手実力派俳優。

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  • 映画「闇金ドッグス2」主演の山田裕貴が撮影秘話を告白
  • 【写真を見る】爽やかな笑顔を見せる山田裕貴が“闇金屋”を演じて豹変!?
  • 多くの映画監督との出会いが、芝居への思いを変えていったことを明かす
  • 「役半分、自分半分」が役作りのポイントになっていると語る
  • 「走る役が多いですが、今回の役も走ってます(笑)!」

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