℃-ute・まいみぃ～、香港を微妙な空気にさせる？
℃-uteが5月21日、香港九龍湾国際展貿中心内にあるライブハウス「Music Zone@Emax」で初の香港単独公演を行った。
℃-uteが海外で単独公演を行うのは'13年のフランス、'14年の台北、'15年のメキシコに続いて今回が4カ国目。数日前に現地入りしたメンバーは空港で香港ファンからの熱い歓迎を受け、その後はシンフォニーオブライツの観光へ。100万ドルの夜景に感動するなど、夜市を散策しつつ香港の夜を満喫した。
迎えたライブ当日、駆け付けた500人のファンが会場を埋め尽くす。楽屋まで聞こえてくるほどの声援を受け、開演前の熱気を感じ取ったリーダーの矢島舞美は「私たちも香港でのコンサートを楽しみます！」と気合十分でステージへ。客席にオープニングのSEが流れると、サイリウムが一斉に上がりボルテージが高まる。
「Let's go！ Hong Kong!!!」のアナウンスと共に℃-uteの5人が登場し、大興奮の渦の中で新曲「人生はSTEP！」からライブはスタート。ジャジーなイントロで大人の雰囲気を醸し出し、鈴木愛理が色っぽく歌い出すと歓声が沸き起こる。間奏のタップダンスのパートでもリズミカルに掛け声が上がった。
続いて、最新アルバム『℃maj9』から大人の女性の魅力を感じさせる℃-uteならではの2曲を披露。3曲を終えたところで「香港の皆さん、こんばんは！」とメンバーがそろって広東語で語り掛ける。
それぞれ事前に勉強してきた広東語だったが、「非常期待今日(今日をとても楽しみにして来ました！)」という矢島のMCには客席から曖昧な反応が。
鈴木の「今日大家一齊High！(今日はみんなで一緒に盛り上がりましょう！)」という流暢な広東語には割れんばかりの大声援が湧き上がり、メンバーから「リーダー大丈夫!?」とからかわれた矢島が「この後、まだまだ喋るので頑張ります！」と力強く誓った。
ライブは℃-uteの代表曲「都会っ子 純情」や新曲「Summer Wind」に続いて、プレゼント抽選会のコーナーに。当選者との交流タイムでは、現地ファンが勉強してきた上手な日本語にメンバーも驚く。
ここで矢島が先ほどのリベンジをしようと、再度「非常期待今日(今日をとても楽しみにして来ました！)」と発言するも、またもや微妙な反応。同じように「非常期待今日(今日をとても楽しみにして来ました！)」と言った中島早貴には、矢島より大きな歓声が挙がるという“お約束”も。
矢島は「広東語は難しい」と痛感していたが、ファンにはしっかり伝わっている様子。また、岡井千聖が当選者に「好きな日本語はありますか？」と尋ねると「鈴木愛理」との返答。なかなか自分の名前が出てこない岡井だったが、「さすがですね～」と笑いを取る一幕も。
温かい交流タイムを終え、一体感を増したステージは一気に中盤から終盤へ。衣装の早替えからステージに戻ったメンバーの目に、客席に張ってある手作りの横断幕が飛び込んでくる。感謝の気持ちを抑えきれないまま、ラストスパートへのコールが始まった。
熱いコール＆レスポンスが印象的な「情熱エクスタシー」では、まだ日本でも浸透し切れていない「X」ポーズを香港で見ることができて、メンバーも驚く。客席からの熱い思いに応えるようにステージは一気に加速し、本編を終えた。
鳴りやまんばかりの℃-uteコールに加え、客席にはteam℃-ute香港(ファンの通称)からのサプライズも。自主的に作成された「『ありがとう～香港から無限のエール～』team℃-ute香港」と書かれたメッセージを、会場にいる全員が掲げてアンコールを待つ。
ステージに戻ってきた℃-uteのメンバーは、このサプライズを目にして「鳥肌が立った。泣きそうになった」と終演後も大喜びだった。
アンコール1曲目で新曲のゴスペルナンバー「何故 人は争うんだろう？」を歌い上げ、さらに記念撮影に続いてメンバーが広東語で感謝の手紙を読み上げる。
「本日は私たちのコンサートに来てくださって、本当にありがとうございました！」(矢島)、「香港でコンサートができるのも、皆さんが応援してくれているからです」(中島)、「香港でもこんなにたくさんのteam℃-uteの皆さんに会えてうれしいです！」(鈴木)と、それぞれ香港のファンに感謝。
さらに、「また香港でコンサートができるように、これからもまだまだ頑張っていきます！」(岡井)、「また、会えるのを楽しみにしています！ 今日は本当にありがとうございました！」(萩原舞)と感謝を述べ、再会を誓った。
一生懸命メッセージを伝えようとするメンバーに、客席からは温かい声援が起こる。そして、ラスト1曲に向けてメンバー5人が声をそろえて「(みんな愛してる！)」「(香港最高！)」をそれぞれ広東語で喋って会場を煽り、日本のライブでもおなじみのアッパーソング「JUMP」でトータル18曲のパフォーマンスを締めくくった。
終演後、メンバーは「とても楽しかったです。また香港に来られるように頑張ります」「team℃-ute香港のみんなからのXポーズや、ありがとうの全員でのメッセージ。驚いたけど本当にうれしかったです」「いろいろなサプライズに感動しました。鳥肌が立って泣きそうになりました」と口々に語った。
℃-uteは翌5月22日に、台北のライブハウス「Neo Studio」で2回目となる台北公演も開催した。日本では現在「℃-uteコンサートツアー2016春 ～℃ONCERTO～」の真っただ中で、最終日の6月20日(月)には東京・日本武道館で公演が行われる。
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初回生産限定盤A～C：1600円(税別) 通常盤A～C：1000円(税別)
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「℃-uteコンサートツアー2016春 ～℃ONCERTO～」
5月28日(土)サンシティ越谷市民ホール(埼玉)
6月18日(土)NHK大阪ホール(大阪)
6月20日(月)日本武道館(東京)
■℃-ute公式HP
【HP】helloproject.com/c-ute/
