La PomPon、大磯ロングビーチで汗だく白熱ライブ
六本木発6人組ダンス&ボーカルグループ・La PomPonが、7月24日に神奈川・大磯ロングビーチの特設ステージで行われたイベント「トレーニングステーション 2016夏」にゲスト出演した。
「トレーニングステーション 2016夏」は、FMヨコハマで毎週月曜から金曜まで生放送されている「Tresen+(トレセンプラス)」発のライブイベント。
今回は番組MCを務める光邦の他、金曜担当のじゅんご、そして岡本さくらがDJとして参加して盛り上げ、La PomPonと杉山清貴によるスペシャルライブが行われた。また、じゅんごの自腹で出される優勝賞金5万円が懸かったリスナー参加型企画「Tresen+歌まね選手権~フェイクさんいらっしゃい!~」も実施。
イベントのトップを飾ったLa PomPonは、元気よくあいさつしながら登場。HINAの「皆さん一緒に声を出してください! 盛り上がっていきましょう!」の煽りから、1曲目の「謎」がスタートした。「名探偵コナン」(日本テレビ系)のオープニングテーマに起用されたこともあり、プールで遊ぶ子供たちが曲に合わせて口ずさむ場面も。
また、プールサイドの中央付近に詰め掛けたLa PomTer(=ファン)もメンバーと一緒になって踊りながら、威勢のいいコールを入れて、大磯ロングビーチが、ライブ会場さながらの盛り上がりを見せた。
1曲目を終え、MC担当・KARENが「大磯ロングビーチにお越しの皆さん、こんにちは~! 私たちはMy Girl×舞Girl、La PomPonです。よろしくお願いします!」と恒例のあいさつをした後、メンバーの自己紹介へ。
「16歳、赤担当、クロールが一番得意なHINAです」(HINA)、「18歳、リーダーで緑担当のYUKINOです。私は平泳ぎが得意です」(YUKINO)、「19歳、紫担当のMISAKIです。私は4つの泳ぎ、全部得意です」(MISAKI)、「16歳、青担当のRIMAです。得意な泳ぎ方は犬かきです(笑)」(RIMA)、「15歳、黄色担当のKIRIです。私は泳ぐのが得意じゃないんですけど、頑張ります!」(KIRI)、「15歳、最年少でピンク担当のKARENです。私はバタフライが一番得意です」(KAREN)と、それぞれプールにちなんで得意の泳法について触れた。
さらに、KARENがLa PomPonのグループ紹介を交え「2期にわたって『名探偵コナン』のテーマソングを歌わせていただきました。先ほど披露した『謎』もオープニングテーマに起用させていただいた曲なんですが、次に披露する曲もエンディングテーマに起用されていた曲です。皆さんも聴いたことがあると思いますので、ぜひ一緒に歌ってください」と曲振り。
KIRIも重ねて「ことしの3月にリリースした4thシングルとなっていまして、ZARDさんのカバー曲になっています。知っている人は一緒に歌って踊っていただけたらうれしいです。よろしくお願いします」と語り、2曲目「運命のルーレット廻して」をパフォーマンス。
中央で大盛り上がりするLa PomTerはもちろん、家族連れのお父さん世代が懐かしそうに口ずんでいる姿も印象的だった。また、楽曲中にイベントDJのじゅんごと岡本さくらがホースで放水し、プールサイドの観客が黄色い歓声を上げて逃げ惑った。
ちなみに、筆者もプールサイドにてカメラを構えていただけにびしょ濡れになり、水着で来れば良かった(駄目だろ)と少し後悔。そうこうするうちに、La PomPonのフレッシュなダンス&ボーカルで盛り上がり、続けて新曲「恋のB・G・M~イマハ、カタオモイ~」をキュートに披露した。
その後のMCで、KARENが「La PomPonのみんな、いま当たり前のようにプールの上で踊っていますけど、私たち、ことし初プールなんです!」と明かすと、観客もメンバーも「イエ~イ!」と沸く。
「テンション上がるね!」「楽しい~!」などとワイワイする中、KARENが「なかなかないですよ~。ここは大磯ロングビーチということで、一番思い入れがあるメンバーって誰だろう?」とメンバーを見渡すと、MISAKIが勢いよく「私は大磯ロングビーチにはずっと前から来たかったんですけど、今回やっと来られて、すっごいうれしいです! 泳ぎたいですね」と興奮気味に主張した。
すると、他のメンバーが「なら飛び込んじゃえ~」とMISAKIに悪魔のささやきをし、見守るLa PomTerが心配そうに見詰めるが、さすがに思いとどまったよう。
そんな中、「時間がたつのは早いもので、次の曲で最後になります」というKARENの名残惜しそうな声に、ファンも「えー!!」と寂しそうな声を上げる。
「最後の曲は5thシングルに入る、Mi-Keさんの『想い出の九十九里浜』になります。簡単な振り付けなので、皆さん踊ってください!」という煽りで、ラストソングを丁寧にパフォーマンスした。
往年の歌謡曲のようなどこか郷愁すらも漂わせるメロディーと、あえて昭和ポップス風に振り付けられたように見える踊りで魅了し、大磯ロングビーチの観衆の心を“九十九里浜”へといざなった。
メンバーの「ありがとうございました!」の声でステージを終えると、DJ陣も登壇しトークへ。パフォーマンス中、ずっと水をかけていた光邦は「もう僕もびしょびしょだよ。La PomPonのみんなにも水かけてあげたい! 汗だくじゃん。しかし、盛り上がるねえ~」とまくしたて、La PomPonも大笑い。
最後、YUKINOは「リリースイベントも毎週やっていますので、ちょっとでも気になった方は、皆さんのお近くの時にぜひ来てみてください」と、ファンへメッセージを送って、ステージを降りた。
その後、「Tresen+歌まね選手権~フェイクさんいらっしゃい!~」と題した歌まね企画が行われ、サザンオールスターズや山崎まさよし、miwaなどの歌を、本人に成り切ってリスナーが熱唱した。
その中には、じゅんご扮(ふん)するマイケル・ジャクソンもいたが、審査委員長を務めた杉山の審査によって、Charaの「やさしい気持ち」を歌ったBig mama(エントリーネーム)さんが優勝。じゅんごが提供した5万円をゲットした。
そして、トリを飾るのはデビュー30周年の大御所・杉山によるライブ。7月6日にリリースされたばかりの最新アルバム『OCEAN』にも収録されている「Umi-dori upon a sky」や名曲「さよならのオーシャン」など、4曲をアコースティックギターで披露した。
杉山の優しい歌声が、真夏の太陽の下でファンを包み込み、会場をまったりとした気分でいっぱいにしたところでスペシャルライブが終了。最後にLa PomPonも再登壇してあいさつし、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。
マリンルックで海辺のプールに舞い降りたLa PomPon。夏の強い日差しを浴びながら、それ以上に激熱なパフォーマンスを繰り広げた“HOT GIRLS”の姿に、ビーチの女神は優しくほほ笑んだに違いない。
ちなみに“黄色いツインテの女神”のほほ笑みに、KIRI推しになった記者もいたとか、いないとか…。
9月7日(水)発売
【HP】lapompon.com/
杉山清貴 Blu-ray&DVD「SUGIYAMA,KIYOTAKA The open air live “High & High 2016”」
8月24日(水)発売
【HP】http://www.sugiyamakiyotaka.com/