ドラえもんのあらすじ
アウトドア雑誌を読んでいたパパが、ゴールデンウイークに家族でキャンプに行き、最新型のテントに泊まろうと言い出す。だが、ママから反対されてしまう。落ち込むのび太を見たドラえもんは「だったら自分たちだけで行こう!」と、“たけのこ型テントセット”を取り出す。さっそく、ドラえもんはテントの素を庭に埋め、水をかけると、一時間後には芽が出て、大きなたけのこに成長する。たけのこの皮をめくり、のび太が中に入ってみることに。
のび太たちは、ママがレンタルしてくれた着物を着てこれから出掛けるというしずかに会う。その後、家に帰ったのび太は、掃除機が壊れて困っているママを見て、掃除機をレンタルできないかとドラえもんに提案する。それを聞いたドラえもんは、何でも借りることができるという“ちょこっとレンタルカード”を取り出し、カードに「掃除機を借りたい」と注文する。すると、今近所にある掃除機が近い順にリストアップされ、たくさんの掃除機の情報が映し出される。その中の一つを選んだところ、ちょうどスネ夫の家の最新式の掃除機だった。使い勝手の良い掃除機に喜ぶママだったが、少しするとカードからアラート音が鳴り、点滅し始めてしまう。
家に遊びに来た親戚のおじさんから百科事典をプレゼントしてもらったのび太は、部屋に戻ると「漫画の方が良かったのに…」と言い出す。そこに、のび太が忘れたノートをしずかが届けに来てくれる。笑顔で受け取るのび太だったが、そのおかげで宿題を思い出したと言い、ドラえもんをあきれさせる。ドラえもんは、人の親切に感謝しないのび太に説教するが、「喜んで見せるなんて面倒くさい」と言い出したため、うれしいことも悲しいことも人の何十倍に感じられるという“カンゲキドリンク”を取り出す。興味のないのび太に無理やり飲ませたところ、感激し「こういうのがほしくてたまらなかったんだ」と感謝の気持ちを述べ、おじさんを喜ばせる。
土手で花を摘んでいたしずかから、花の種類が少ないと聞いたドラえもんは、“どこでもドア”を取り出し、たくさんの花が咲いている山へと連れて行ってあげる。これなら部屋にいろいろな花を飾れると喜ぶしずかに、ドラえもんは“植物工作エプロン”も出してあげることに。これは未来で庭の草木や花を加工するときに使うひみつ道具で、エプロンのポケットの中に入っている道具で、草木や花を自由に加工することができるのだという。さっそく、のび太やしずかと一緒にエプロンをつけたドラえもんは、近くにある花を手に取り、ポケットから出したヘラのようなもので茎を切ってみる。
のび太が部屋で漫画を読みながらくつろいでいると、ネギを買い忘れてしまったというママからお使いを頼まれる。ママに返事をしつつも、ドラえもんに行かせようとするのび太だったが、ドラえもんも行きたくないため、二人で押し付け合いになってしまう。そこでドラえもは、電子頭脳の働きで、人の体を操り人形のように動かすことのできる“人間あやつり機”を取り出す。これを使えば、眠ったままでも漫画を読みながらでもお使いに行けるし、疲れないという。便利ではあるが、見た目があまり良くないので使いたくないと思った二人は、ちょうど昼寝をしていたパパに取り付けてみることにする。