ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

ザテレビジョンドラマアカデミー賞ノミネート作品
104回受賞(2020年1月クール)「恋はつづくよどこまでも」

104回受賞(2020年1月クール)「恋はつづくよどこまでも」

TBS系 2020年01月14日~2020年03月17日 毎週火夜10:00-10:57

▽最優秀作品賞受賞
猪突猛進な看護師・七瀬(上白石萌音)と、ドSな医師・天堂(佐藤健)の恋模様を描いた。恋愛ドラマの王道をいったストーリー展開と共に、上白石や佐藤ら実力派キャストの演技も話題に。ハッピーエンドとなった最終回では視聴者から感動の声が続々と上がり、読者の圧倒的支持で「恋つづ」が受賞。
【宮﨑真佐子P 受賞コメント】
視聴者からの票が多かったとのことで、改めて見てくださった方に愛された作品だと感じております。
“仕事を頑張る女性”と王道のラブコメを描くという大きな軸の下、スタート時から世の中の人をキュンキュンさせたいという思いがあり、出演者やスタッフ総出でどうすればキュンとなるのかを話し合い、こだわり抜いて作っていきました。
それがこのような形になったのはやはり主演の上白石萌音さんと佐藤健さんの力が大きかったと思います。ラブコメの主人公はイケメンにモテるが故に恨まれることも多々ありますが、天性の天真爛漫さを持っている上白石さんだからこそ誰からも愛される“勇者”になっていました。また、カッコ良さにとことんこだわった佐藤さんは、衣装からセリフ回しまでストイックに役を追求してくださいました。
お二人の役に懸ける情熱がいいスパイスになって現場が一丸となり、世の中をキュンキュンさせることができたと思います。

▽主演女優賞受賞:上白石萌音
ある運命の出会いによって天堂浬(佐藤健)に恋をし、彼を追いかけて晴れてナースとなった佐倉七瀬(さくら・ななせ)役。誰からも愛される七瀬を演じ、「かわいいし、応援したくなる」と感情移入する視聴者が急増。「真っすぐな新米看護師“勇者ちゃん”を嫌みなく演じ、愛されキャラに昇華させた」「ドジっ子の成長を巧みに表現。演技の技術が高い」と実力を認められ、読者票と記者票で1位の上白石萌音が受賞。
【上白石萌音 受賞コメント】
このような賞を頂いて、本当にすごいドラマだったということを改めて感じます。すごくうれしいです!看護師の仕事についてなど、クランクインまでに勉強をしたりはしましたが、七瀬は猪突猛進で、考えるよりも体が動いてしまうタイプなので、とにかく現場に飛び込んで、佐藤健さん演じる天堂先生をギアマックスで追い掛けようと思っていました。その思いはラストまで変わらなかったですね。
台本を頂いたとき、七瀬というキャラクターはすごくバランスが難しいと感じました。漫画では成立しているんですが、生身の人間が演じたらちょっとあり得ない、共感できないキャラクターになってしまいそうで…。バカだと思ってしまうところもあるんですが、そこがいとおしさに変わるようにかなり意識をして演じました。そしてそれには、スタッフやキャストの方々のアドバイスが大きく影響していたと思います。私が作り上げたというより、皆さんに育てていただいたキャラクター。あのメンバーだからこそ生まれた七瀬でした。
七瀬は特別に何かができるわけでもないし、頭がいいわけでもない、ましてや飛び切り美人というわけでもないすごく平凡な子ですが、奇跡を起こすけなげさと強さを持っている“奇跡の子”なんですよ。思わずみんなが気になってしまい応援したくなるのが彼女の魅力で。それは視聴者の方ももちろん、私も同じように感じていました。
そして一生懸命な彼女を見ていると、応援しているこちらもパワーをもらえるからすごく不思議で…。特にすごいと思ったのは、天堂先生に対する真っすぐな気持ち。私が奥手過ぎるというのもあるのですが、何ですぐに好きって言えるんだろうって思っちゃいました(笑)。彼女は本当に“勇者”ですよ。そんな彼女から教わったのは、自分の思いは伝えるべきということ。これは恋愛に限らずですが、思っていてもきちんと言葉にしないと伝わらないですから。そして伝えられるチャンスって意外と有限だなと感じました。自分で道を切り開いていかないといけないですね。
私が好きだったのは、最終回の留学から帰ってきた七瀬を天堂先生が抱き締めるシーン。「ただいま」「おかえり」と言い合うところで、天堂先生にとって七瀬は“帰ってくる人”になっているんだと改めて感じて、すごくいいなって…。1年分のいとおしさと天堂先生の笑顔もすてきで、本当にいい最終回だと思いました。

▽助演男優賞受賞:佐藤健
容姿も仕事の腕もピカイチで周りの誰からも一目置かれるエリート医師・天堂浬(てんどう・かいり)役を演じた佐藤健。「どの場面でもかっこいい。ドSがデレる過程を楽しませてくれた」とイケメン力を発揮し、天堂ブームを起こした佐藤が堂々の受賞。
【佐藤健 受賞コメント】
天堂は命に関わる仕事をしているので、厳しくならざるを得ないし、必要だからそうしている人物。ただ、ドSな振る舞いに対して世の中の女性のニーズの度合いが分からず、どれくらいやればいいのか分かりませんでした。
そんな中、連続ドラマは放送期間と並行して撮影を行っているため、皆さまからの反響がかなり大きなモチベーションになりました。これは僕だけではなく、制作しているスタッフもみんな感じていたこと。“恋つづ”は褒められて伸びたタイプのドラマです。改めて多くの視聴者が最後まで温かい声援を送ってくださったことに感謝したいです。

▽助演女優賞受賞:香里奈
浬(佐藤健)の姉で、天真らんまんで大の酒好きな天堂流子(てんどう・りゅうこ)を好演した香里奈。「姉御っぽい役がハマり役」と評価され、助演女優賞を受賞。
【香里奈 受賞コメント】
話の展開が早かったり、台本には描かれていないバックグラウンドがたくさんあったので想像しながら演じるのが難しかったです。原作のイメージを壊さないよう、ドラマならではの流子を意識しました。
楽しかったことが多い現場でしたが、家で楽しく飲んで七瀬と会話をしているシーンは好きでしたね。あと、仁志くん(渡邊圭祐)と小石川先生(山本耕史)との3人のシーンは、Paraviで配信されたミニドラマでの話の展開を少しにおわせながら演じていたため、笑いが止まらなかったです。
私の友達からも、放送後は毎回、キャーという悲鳴にも似た声が聞こえてきていました。最近はこのような恋愛ドラマが少ないと感じていたので、こういう反応は私自身もすごく新鮮で。ちなみに現場でも七瀬が浬にやってもらいたいこと、七瀬がしたいことを話し合って盛り上がっていたんです。多くの人に愛された作品になって本当にうれしいです。

▽ドラマソング賞受賞:Official髭男dism「I LOVE...」
「イントロがキャッチー!」「天堂の心情に沿った歌詞が甘酸っぱい」と、曲が流れた瞬間の幸福感やサビに向けての高揚感で圧倒的に支持され、「恋はつづくよどこまでも」の主題歌「I LOVE...」が受賞。
【Official髭男dism 受賞コメント】
とにかく美しいメロディーと音の空間を広くしたり狭くしたりして、自分にとって大切な存在が与えてくれた人生の彩りとそれに対する驚き、悩み、受け入れていく様を表現することにこだわりました。
この大切な存在である“Love”の対象が恋人だけに限定されないようにという思いもあります。
イントロは、ドラマバージョンは特別にピアノイントロを足しています。毎回印象的なシーンで流れて、ドラマと楽曲がお互いの良さを引き出し合っていることを感じてうれしかったです。“恋つづ”と出合えて、本当にいいコラボレーションができました。皆さんが繰り返し聴き続けてくれるとうれしいです。このような賞をいただき、本当にありがとうございます!

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