ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第102回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞 受賞インタビュー

撮影=ヨシダヤスシ

凪のお暇

凪の“第一歩”を見せたかった(中井芳彦P)

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作品賞ありがとうございます。コナリミサトさんの原作が面白くて、何とかドラマ化したいと思っていました。凪役には、黒木華さんが絶対にハマると思っていましたが、想像を超えて素晴らしかったです。

当初、我々スタッフは凪のくるくるの天然パーマはカツラでやらざるを得ないと考えていましたが、黒木さんから『地毛でやりたい』『地毛の方が細かいニュアンスが出ると思います』とご提案いただき、それがすごくうれしかったのを覚えています。高橋(一生)さん、中村(倫也)さんの出演も決まり、どう演じていただけるか、スタッフながら楽しみでした。最終回の、凪が慎二もゴンも選ばないという結末は最初から決めていました。凪には、放送終了後も『今ごろ何しているかな』と思われるようになってほしかった。だからこそ、全てを捨てて新たに仕事も決まってという、“第一歩”を見せたかったんです。原作が連載中なのでどうしても違いが生まれますが、原作ファンにも楽しんでもらえたらと思って作りました。
凪のお暇

凪のお暇

原作はコナリミサトの同名漫画。都内の家電メーカーに勤務する大島凪(黒木華)は、真面目で気が弱くて優しい“良い人代表”のような女性。しかし、人の顔色ばかり見て無理が続いた結果、過呼吸で倒れる。凪は人生のリセットを決意して会社を辞め、関わっていた全ての人の連絡を断ち、幸せになるため人生の再生を図ろうとする。

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