ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第107回ザテレビジョンドラマアカデミー賞監督賞 受賞インタビュー

(C)TBS

金子文紀、山室大輔、福田亮介

20年の集大成…これまでで一番うれしい受賞です(金子文紀D)

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「今回は長瀬智也さん、宮藤官九郎さん、磯山晶CPと20年やってきたことの集大成という思いがあっただけに、これまでで一番うれしい受賞です。親の介護という題材は僕の年代にとって切実なものでしたし、これまでのようにトリッキーな演出ではなく、オーソドックスな見せ方をした中で芝居やテーマという本質的なところを評価してもらえたのは励みになります」(金子文紀D)

「プロレスにも能楽にも詳しくないところから勉強し、その2つをドラマとしてどう落とし込むかが自分の課題でした。特に第3話、『新作能 私の家の話』という劇中劇は、ゼロから能の様式で作り上げたので僕も役者さんも大変なことに…。そんな苦労が認められたと思うとうれしいです」(山室大輔D)


「今回初受賞ですが、僕の演出回は能もプロレスもなかったので(笑)、もらっていいのかなという感じです。第6話では監督なのに“潤 沢”のパフォーマンスを一番楽しんでしまいました。本番はほぼ一発撮りでしたが、長瀬さんたちは完璧で、その後の西田敏行さんの歌も素晴らしかったです」(福田亮介D)

(取材・文=小田慶子)
俺の家の話

俺の家の話

宮藤官九郎が脚本を手掛けるオリジナルホームドラマ。かつて人気プロレスラーだった“ブリザード寿”こと観山寿一(長瀬智也)は、けがや年齢もあり今は小規模なプロレス団体で細々と試合に出ている。ある日、寿一の元に父親・観山寿三郎が危篤との連絡が入り、寿一は20年以上ぶりに家族と再会する。

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