ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。
最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。
7月クールの賞レースは、オリジナルドラマが席巻。マチベンの事件簿を軽快なテンポで展開した「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」(TBS系)が5部門を制覇。作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、監督賞を獲得した。新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督のコンビによるドラマが作品賞に輝いたのは7度目。読者、審査員、記者という三者の評価が全て高く、作品のクオリティーの高さで信頼を得ていることが改めて証明された。
作品賞2位の「初恋の悪魔」(日本テレビ系)も、脚本賞を受けた坂元裕二によるオリジナル作。軽妙洒脱(しゃだつ)な会話劇で連続殺人と冤罪(えんざい)と二重人格というサスペンスフルなモチーフを展開し、松岡茉優が助演女優賞を獲得した。
有村架純が二度目の主演女優賞を獲得したほかは、主演男優賞の中村倫也、助演男優賞の赤楚衛二(いずれも「石子と羽男―」)、松岡茉優は初受賞。俳優部門2位以下も20~30代がほとんどで、平手友梨奈(助演女優賞2位)、白石麻衣(同4位)、山田杏奈(同5位)、早乙女太一(助演男優賞2位)が初ランクイン。キャストの若返りが目立った。
平均世帯視聴率が最も高かったのは綾野剛主演の「オールドルーキー」(TBS系)。韓国ドラマの日本版として注目された「六本木クラス」(テレビ朝日系)も健闘し、永瀬廉主演の「新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~」(日本テレビ系)は若い世代で人気に。沖縄の家族の物語を描き話題を呼んだ連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK総合ほか)は半年の放送を終えた。
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