第124回ザテレビジョンドラマアカデミー賞総評

2025年4月期の賞レースはフジテレビが席巻。「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)が最優秀作品賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞の5部門を制し、主演男優賞、脚本賞、ドラマソング賞は「続・続・最後から二番目の恋」(フジテレビ系)が受賞した。

「波うららかに、めおと日和」は「昭和初期のスマホもSNSもない時代、結婚してから始まるラブストーリーに癒やされた」「最近のドラマに多かった不倫や略奪など、疲れる要素がない」「当時の結婚観や家庭生活などの時代背景が面白い」と、新鮮な風を吹き込んだ。主演女優賞の芳根京子と助演男優賞の本田響矢が新婚夫婦を演じ、「初々しさにキュンキュンした」とたくさんの“萌え”を生んだ。助演女優賞も山本舞香が受賞した。

「波うららかに、めおと日和」とは対照的に60歳前後の男女が夫婦の形にとらわれず共生する「続・続・最後から二番目の恋」は、僅差で作品賞2位。「こんなふうに年を重ねられたら…。アラ還世代へのおしゃれなギフト」と評価された。シリーズ3作目でも小泉今日子や中井貴一(主演男優賞)らの掛け合いは健在で、「極上の会話劇」を展開した岡田惠和が脚本賞を受賞。

作品賞3位は「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系)。「『専業主婦は絶滅危惧種』というパワーワード」「専業主婦、ワンオペのワーキングマザー、育休中のパパ。立場の違う3つの家族を描くバランスや、それぞれのセリフにリアルな説得力があった」と評価された。

他にも、娘を失った母親が同じ年頃の少女を誘拐するという衝撃作「あなたを奪ったその日から」(フジテレビ系)、病気を患った女性が団地でスローライフを始める「しあわせは食べて寝て待て」(NHK総合)などが話題を集めた。

受賞一覧

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