第128回ザテレビジョンドラマアカデミー賞総評

2026年4月期は境遇の違う女性同士や先生と生徒、兄弟など、一対一の関係をじっくりと描き、俳優のコンビネーションで魅せるオリジナル作品が高く評価された。

最優秀作品賞に輝いたのは、政治家の娘とスナックのママが東京都知事選に挑む様を描いた「銀河の一票」(フジテレビ系)。「政治の世界にいながら、既存の権力構造にあらがって“きれいなこと”を追求するという真摯な作品」「誰かが誰かの光になれるというメッセージに力づけられた」と多くの感動を呼んだ。他にも主演女優賞(黒木華)、助演女優賞(野呂佳代)、監督賞、脚本賞、ドラマソング賞の計6部門を制覇した。

作品賞2位の「田鎖ブラザーズ」(TBS系)は幼い頃に両親を殺された兄弟が警察官になり、犯人を追うサスペンス。「復讐の果てに人はどうなるのかというテーマ」「真犯人と黒幕の謎解き」「岡田将生と染谷将太の繊細な演技」に惹かれた人が多かった。

高橋一生が主演男優賞を獲得した「リボーン ~最後のヒーロー~」(テレビ朝日系)は、IT社長が同じ顔をしたクリーニング店の息子に生まれ変わる展開で作品賞3位に。「高橋の1人2役が見事」「転生ありタイムスリップありの荒唐無稽な物語を、その副作用も含めてしっかりと構築した」と完成度に拍手が贈られた。

作品賞4位は、畑芽育と志田未来がW主演を務めた「エラー」(テレビ朝日系)。「最後まで予想のつかない展開」で話題に。5位は「時すでにおスシ!?」(TBS系)。「永作博美演じる子育てを終了した母など、再出発する人を温かく描いた」と好評。堅物のすし職人を演じた松山ケンイチが助演男優賞を獲得した。視聴率では「未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3」(テレビ朝日系)、「GIFT」(TBS系)が好成績を収めた。

受賞一覧

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