受賞結果

94

主演女優賞

朝ドラマインドを体現した有村架純がダントツの1位
朝ドラマインドを体現した有村架純がダントツの1位

朝ドラの王道を演じた有村架純が、2位以下に差をつけ堂々の受賞。「求められるヒロイン像をしっかり演じ切った」「カメラ目線の演技も爽やか」とTV記者や審査員が評価。高畑充希は「純粋過ぎるカホコを嫌味なく演じて」2位。3位の武井咲は「艶っぽい悪女役で代表作を作った」と絶賛の声が。20代前半の女優がトップ3を占め、勢いを感じさせた。4位は「圧倒的な存在感と愛嬌」で話題になった連ドラ初主演の渡辺直美。5位の志田未来は「悪女へ変わっていく演技」ですごみを見せた。

【役どころへの評価】
ヒロイン・みね子役。奥茨城村の平凡な少女が、父の失踪を機に集団就職で上京し、ひたむきに生きる姿を好演した。役作りのため、体重を5kg増やしたことや、カメラ目線で「大好き」とつぶやいたシーンなどが話題に。“朝ドラ”へは、「あまちゃん」('13年)以来、2度目の出演だった。

受賞インタビュー
みね子はお母ちゃんのようなお母さんになると思います

Q ドラマアカデミー賞で、最優秀主演女優賞に選出されました。受賞のお気持ちをお聞かせください

作品や、私が演じたみね子という女の子が皆さんの中にずっと残り続けてくださっていることがすごくうれしいですし、この役に出合えてよかったなと思います。演じる上でいろいろな葛藤がありましたけど、「ひよっこ」しか演じていなかった24歳は自分の中で一生忘れられない大事な期間。いくつになっても思い出せる1年になりました。

第94回 ドラマアカデミー賞 主演女優賞 受賞インタビュー

Q 10代後半から20代前半まで演じていく中で、みね子の変化をどう感じていましたか?

朝ドラとしては珍しく、物語が短期間で描かれました。18~20代前半は、人間としても女性としてもすごく変わる年代。みね子から出てくる言葉や感情が少しずつ大人になってきているなと、台本を読むたびに感じていました。

Q みね子を演じる時に心掛けていたことは?

みね子は、自分がガツガツ引っ張っていくタイプではない女の子。周りのみんながいてくれてのみね子という立ち位置をしっかりと理解しながら、受け身の芝居を大事に演じました。私はもちろん、共演者やスタッフの皆さん全員が岡田(惠和)さんの脚本を100%信じていました。一話一話、妥協しない岡田さんの思いに応えたいとやってきた、その一つ一つの積み重ねが最終回につながったような気がします。

Q 「裏天広場」でのシーンは、みなさん楽しそうでしたね?

「ひよっこ」に関しては、たぶん何をやってもいいんだろうなと思っていました(笑)。それは、岡田さんの脚本や現場のみなさんが作ってくださった空気のおかげ。本当に、自由に演じさせていただきました。

Q そんな中、印象に残っているシーンは?

みね子が家族に上京することを伝えるシーン、乙女寮や工場での生活、島谷(竹内涼真)さんとの別れなど、印象的なシーンはたくさんありますけど、中でも行方不明だったお父ちゃん(実=沢村一樹)と再会した場面は難しかったです。撮影の都合上、みね子がお父ちゃんから傘を差してもらうという、二人が再会した後のシーンを先に撮ったんです。台本をもらった時から、このシーンでみね子がどんな気持ちを抱くのか想像はしていましたけど、撮影する順番が逆ということで、感情のつながりをどうすればいいのか悩みました。長い時間、監督と話し合ったことを覚えています。沢村さんも同じことを思っていたみたいで、セリフを全部方言にするべきかどうかなど、細かいところまで監督と相談している姿が印象的でした。

Q 「乙女寮」のシーンは、みんなでワチャワチャしている感じが微笑ましかったです

「乙女寮」の女の子たちは、みんな落ち着いていて、いい意味でマイペースだったので、肩の力が抜けているような心地よい空間にいつも癒やされていましたね。みんなと過ごした3カ月間は、あっという間でした。

Q 時々、昔の仲間が出てくるところがファンにとってはたまらないサプライズでした

実は、途中でクランクアップした人がいないんです。プロデューサーさんも、いったん出番が終わった役者さんたちに「まだ、分からないですから」って声を掛けていました(笑)。

Q それは、いつ呼ばれるか分からないということですか?

そうなんです。そこが、岡田さんの愛情なんです。「乙女寮」のメンバーも、みね子が働く「すずふり亭」に何度か遊びに来ましたし、高校時代の田神先生(津田寛治)も最後に登場しました。出番が終わったら「はい、終わりです」ではなく、最終回までに“もしかしたらまた登場するかもしれない”という希望があったほうがいいですよね。私が同じ立場だったらすごくうれしいと思います。

Q もし、続編が作られるとしたら、どんな展開を期待しますか?

何年後の設定になるのか分かりませんけど、みね子は「すずふり亭」で修業しながら独立を目指すヒデさん(磯村勇斗)のことをしっかりと支えているんじゃないかなと。その時に子供がいたら幸せですよね!

Q どんな奥さん、お母さんになっていると思いますか?

それはもう、自分のお母ちゃん(美代子=木村佳乃)のようになっているんじゃないですかね。子供のころから、ずっと背中を見て育ってきましたから。お母ちゃんは、みね子にとっての理想的な女性像なんだと思います。

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2 Rank 2 高畑充希 過保護のカホコ」日本テレビ系

【役どころへの評価】
超過保護に育てられた大学生・根本加穂子ことカホコ役。正反対の環境で育った初(竹内涼真)と出会ったことで、自分が過保護に育てられたことを認識し、大人へと成長していく繊細な変化を好演。独特な話し方や、“変顔”ばりのコミカルな表情も「かわいい」と評判だった。

3 Rank 3 武井咲 黒革の手帖」テレビ朝日系

【役どころへの評価】
勤務していた銀行で横領した大金を元に、銀座にクラブ「カルネ」を開店させ、銀座一若いママとなった原口元子役。若さや美しさも武器に、魑魅魍魎たちとも渡り合いながらのし上がろうとする気迫に圧倒された視聴者も。武井の艶やかで美しい着物姿などにも注目が集まった。

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