テレビっ子のライター・てれびのスキマが選ぶ!
ゴッドタンだけじゃない!この日村勇紀もスゴい!3選

てれびのスキマ(ライター・編集)

てれびのすきま●本名は戸部田 誠。テレビ関連を中心に活躍するライター。著書に『売れるには理由がある』『タモリ学』『1989年のテレビっ子』『笑福亭鶴瓶論』『全部やれ。日本テレビえげつない勝ち方』など。

「バナナマンのせっかくグルメ!!」

©TBS

バナナマン日村さんの「愛され力」が堪能できる!

  Paraviで配信されているバラエティ番組の一覧を眺めて気づくのは、バナナマンの活躍っぷりです。なので、今回は配信されている番組の中で日村さんの魅力がよくわかる番組を選んでみました。たとえば「ゴッドタン」での「マジ歌選手権」や「キモンスター」といったゴリゴリのお笑い企画で絶大な力を発揮するのは言うまでもないし、説明不要だと思います。けれど、若手時代に「実力はあるけどテレビ向きではない」と言われていたのが信じられないくらいあらゆるジャンルの今のテレビ番組にマッチした存在になりました。そういった部分が如実にあらわれている番組のひとつが「バナナマンのせっかくグルメ!!」です。日村さんが日本全国にロケに出向き、そこで出会った人たちにオススメの「地元メシ」を聞き、それを紹介する街ブラ+グルメロケ番組。なんといってもこの番組では日村さんの「愛され力」が堪能できます。彼がひとたび地元の人達に話しかけると、みんな自然と笑顔になっていきます。きっと日村さん自身、「人」が大好きだから、相手も心を開くのでしょう。マスコットのようなキャラクター性で、サービス精神も旺盛。食事を食べているときも、心底美味しそう。“お仕事”感がない。そういう誰が見ても一目でわかる「わかりやすさ」が日村さんのひとつの魅力だと思います。

          
            

「青春高校3年C組」

©テレビ東京

日村さんが“担任の先生”として生徒に寄り添い、全力で楽しむ

  「理想のクラスを作る」というコンセプトの月~金曜日夕方の生放送番組。日村さんは金曜日の“担任の先生”として3年C組の生徒たちを見守っています。ここで発揮されるのは「万年B組ヒムケン先生」(TBS)でも見せた“ダメ”な人に対する「やさしい」目線。どんなときでも常に同じ目線になって、その人に寄り添っていきます。これは売れっ子になった今、なかなかできることではありません。 また、他の曜日の担任の芸人が「生徒たちを裏から支える」というイメージに対して、日村さんは違います。生徒以上に企画を楽しむのです。金曜日の名物企画に、いま流行りの「TikTok」をやってみよう、というものがありますが、日村さんはそれを判定する立場にはとどまりません。もう最初からやりたくてウズウズしている感が伝わってきます。で、実際、自分でやって爆笑をかっさらってしまいます。でも決してそれは、自分本位で自分が目立ってやろうというような悪い印象を与えるものではありません。なぜなら、どう見ても、「全力で楽しんでいる」というのがわかるからです。一緒の目線で寄り添い、一緒に全力で楽しむ。そのことで結果的に周りの生徒たちも伸び伸びと楽しみ、彼らの魅力を引き出しているのです。

          
            

「イロドリヒムラ」

©TBS

日村さんの演技のうまさを余すことなく伝えた番組

  日村さんの大きな魅力のひとつに演技のうまさがあります。バナナマンのコントの面白さを支えているひとつの要因です。それを余すことなく伝えた番組が「イロドリヒムラ」です。これは全話、日村さんを主人公にしたオムニバスドラマ。毎回、北川悦吏子、堤幸彦、飯塚健、三木孝浩、深川栄洋、犬童一心、沖田修一といった一流の脚本家・演出家と、剛力彩芽、酒井若菜、橋本愛、本仮屋ユイカ、北乃きい、芦田愛菜といったヒロイン役を迎え、時に天才映画監督、時にお笑い芸人、時にモテない男、時に大人の恋愛、そして犬役と日村さんの様々な演技を引き出しています。 特にオススメは飯塚健の脚本・演出による第2話。「運がない男」を演じた日村さんは隣人の酒井若菜さん演じる彩と男女の関係を超えた友人になっていきます。そんな中で日村さんが絶唱するサンボマスターの「できっこないをやらなくちゃ」は胸を打ちます。一転して第9話の「日村大岩」は、頭がおかしくなりそうな怪作です。 さらに最終回の演出は相方の設楽統! そして日村さんが演じる役名は「日村ユウキ」。その驚きの展開は是非実際に見てお確かめください。

          
            
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