10月28日に3枚目のミニアルバム『reply』をリリースしたみゆな。みゆなは宮崎在住、18歳のシンガーソングライターで、2019年には「FUJI ROCK FESTIVAL'19」など15本以上のフェスに出演、さらに楽器メーカー「ギブソン」が全世界で21歳以下のギタープレイヤーを育成するプラットフォーム「Gibson Generation Group(G3)」に選出されるなど、注目を集めている。
2020年は、新型コロナウイルスの影響によってワンマンツアーが中止になってしまったものの 、フィーチャリング楽曲を含む4枚のシングルを配信の形でリリースした。
今回は、そんな彼女へのインタビューを実施。前編では、他のアーティストとのコラボや、赤裸々な(!?)最近の読書事情について語ってもらった。
新作『reply』は「コロナ禍だから逆にできるようなことをできたかな」
――「ザテレビジョン」でインタビューさせていただくのは、昨年の『ユラレル』リリース以来になります。YouTubeでは『ユラレル』に収録されている「僕と君のララバイ」や「缶ビール」が再生回数を伸ばしていったと伺っていますが、実感として、前アルバムの反響はいかがでしたか？
私と同じ、人の前に立って表現する方々が、ご自身のラジオで「缶ビール」をはじめ『ユラレル』の楽曲を流してくださることが多くて、そのリスナーさんから「この曲初めて聞いたけどいいね」とか、そういうことを言っていただけることが多かったです。いろんな芸能人の方々が紹介してくださっているのはありがたいことだなっていうのは実感しました。
発売より先に表題曲の「ユラレル」が映画「見えない目撃者」(2019年)の主題歌をやらせていただいてたので、それがきっかけだった方も多かったりもしたんですけど、ずっと応援してくれているファンの方も、「見えない目撃者」で知って購入してくださった方も「とても良かった」と言ってくださったりして、それが結果として2019年のツアーが全てソールドアウトになったことにつながったのかなって思います。
――その『ユラレル』から約1年がたってリリースする今作の『reply』ですが、どんなコンセプトになっているのでしょうか。
『ユラレル』とは違って自分だけで作った曲ばかりではなくて、ファンの方々と一緒に作った楽曲があったりするので、そういう“つながり”みたいなものを大事に今回は作らせていただきました。
リモートでの制作ということで、(スタッフの)皆さんの顔が見えない中での制作にはなったんですけど、その分皆さんの熱量みたいなものがより一層音から伝わってきて、聞いて歌っているときに感極まってしまうこともありました。
“つながり”だったり、コロナ禍だから逆にできるようなことを、今回のアルバムではできたかなと思います。
――今年はクボタカイさんやAmPm(アムパム)さんとコラボする機会もあったと思うんですが、その中で新たに発見したり感じたりしたことなどはありますか？
クボタカイ君は、宮崎というのは意外と世間が狭かったりして、私のいとこがクボタカイ君の後輩として仲良くさせてもらっていて、そのいとこが引き合わせてくれてお互いの存在を知って、仲良くさせてもらっているんです。
AmPmさんのときもなんですけど、私はどちらかというと相手の色に染まっていく方を好むので、相手の良さを引き出すことができたんじゃないかなって思います。
『reply』では、クボタカイさんだけでなく、 yonawoのボーカル・荒谷翔大さんに楽曲を提供していただきました。私が個人的にyonawoさんのファンで、私が初めて福岡のライブハウスでライブをしたときに、たまたま対バンでyonawoさんが出てまして。一目ぼれならぬ“一耳ぼれ”をして、「これからも応援します」と自分から声を掛けに行って、ずっと応援してきていたんですけど。
ずっと楽曲提供してもらえたらいいな、コラボできたらいいなと個人的には思っていたので、向こうのご厚意もあって今回こういうふうに楽曲提供していただいて形で残せたのはうれしいです。
荒谷さんとはお会いできていなくて、レコーディングに携わっていただく形ではなかったので寂しい部分もあったんですけど、曲に少し荒谷さんの声も入っていますし、だからこそ自分も届けようというか、気持ち的に高揚するような期間でもありました。
コラボをたくさんさせていただいて光栄ですけど、まだまだコラボしたい方はたくさんいらっしゃるので、頑張って人気になりたいと思います！
10月28日(水)発売
【CD+DVD】4730円(税込)
【CD Only】1980円(税込)
