妻夫木「500円で芸能界に入りました(笑)」
“結婚式の当日にのび太が逃げた”という物語の内容にちなんで、これまでに逃げ出したいことについて聞かれると、妻夫木は芸能界入りのきっかけとなったゲームセンターのゲーム機でのオーディションを挙げた。
「ゲームセンターのゲーム機のオーディションだからな、と思って、最終選考にあまり期待せずに行ったんです。そうしたら10台ぐらいテレビカメラがいて、『ウソだろ!』って思ったんですよ(笑)。これで落ちたら大恥だなって思って、逃げようとしてました。
親から『おまえは絶対に逃げちゃダメだぞ』って言われてたんです。事務局の方から前日に電話があったみたいで、僕がどうやら逃げ出そうとしてる雰囲気を感じ取られてたみたいです」と当時を回顧。
羽鳥が「そのゲーム機、すごいですね。妻夫木さんを見いだしたわけですから」と感心すると、妻夫木は「500円で芸能界に入りました(笑)」と笑顔を見せた。
さらに、ドラえもんから妻夫木と宮本に「もし、僕と1日過ごせるとしたら何をしますか?」という質問が。
妻夫木は「ドラえもんといえば代表的な道具はどこでもドアなので、世界中のおいしいものを一緒に食べに行きたいですね」と答えると、「いいですね!僕もいっぱいいっぱい食べたいです!」とテンションが上がった。
宮本は「私はドラえもんと原っぱに行って、寝っ転がって、空を見て、そしてちょっと起きて、『ねぇ、ドラえもん。私にアンキパンを食べさせてくれない?』って言って。それを私にください(笑)」とおねだりすると、「しょうがないなぁ、宮本さんは。特別ですよ!」と快く約束した。
最後は、妻夫木が「試写会で見て、ホッとしたんですよね。最近いろんなことがあって、どこかホッとしたかったんだろうなって感じました。久しぶりに泣いたなって。泣いちゃいけない、頑張らなきゃいけないという思いがあった気がします。
でも、たまにはホッとできる場所が必要だし、この映画は皆さんにとってもホームタウンになるような、ホッとできる場所になったと思います。劇場に来て、再び“ドラ泣き”をしていただいたらうれしいです」というメッセージを届けて、報告会は終了した。
映画「STAND BY ME ドラえもん2」は11月20日(金)全国東宝系にてロードショー。
◆取材・文・撮影=田中隆信