斎藤工、ファスベンダーは「魅力がミルフィーユのよう」
遺伝子操作によって、アサシンとして活躍した祖先の記憶を呼び覚まされた男が、歴史に隠された真実に挑むミステリー・アクション「アサシン クリード」が3月3日(金)に公開される。
全世界でシリーズ累計9600万本以上を売り上げた世界的に有名なゲームと世界観は共有しているものの、主人公などキャラクターは異なり、新しいストーリーで描く実写作品だ。
このたび、記憶をなくした死刑囚カラム・リンチと彼の祖先である伝説のアサシンの2役を演じ、製作&主演を務めるマイケル・ファスベンダーを迎えたスペシャルイベントが、東京・六本木のTOHOシネマズで開催された。
「TC Candler.com」が毎年発表している“世界で最も美しい顔100人”の1位に輝いたこともあるほどのセクシーさで、日本でも高い人気を誇るファスベンダーの来日決定の際には、多くのファンから喜びと期待の声が上がっていた。
映画PRでのファスベンダーの来日は、これが初めてということもあり、会場にはテレビ20台、スチールカメラ60台の報道陣が駆け付け、人気、実力共にハリウッドのトップスターであることを証明した。
満員の観客の熱気に包まれた劇場にファスベンダーが登場すると、集まったファンからは大きな拍手と歓声が上がった。日本のファンからの熱の込もった歓迎に、ファスベンダーは「コンニチワ! トウキョウ!」と来日の喜びを日本語で述べ、集まった観客へ大きく手を振るなど、にこやかにファンへの歓声に応えた。
PRでは初となるが、昨年の10月に来日をしたファスベンダーは「とにかく日本を気に入って、日本食が本当に好きなんだ。早く戻りたいと思っていたよ!」とコメント。彼のあいさつで泣き出してしまうファンもいるほど、会場のボルテージはすぐさまマックスに。
本作は現代と15世紀のスペインを行き来する大胆なミステリーアクション。観客も歴史の迷宮に潜り込むことができる本作について「ゲームには登場しない設定もあり、アニムスは映画で見せるように新しくしているんだ。チャレンジだったよ」と見どころを語る。
また生身のアクションに挑戦した撮影についても「パルクールを練習したのは38歳の時だった。大変だったけど、僕に合っているスポーツだと思った」と現場を振り返り、常に挑戦し続ける姿を披露した。
さらにゲストとして、ファスベンダーの吹き替え版声優を務めた斎藤工も登場。「今日は邪魔しないようにします」と恐縮しながら登場すると、ファスベンダーと見詰め合い、会場は不思議な空間に。
日米のスターが肩を並べ、見詰め合う姿に、会場の熱気は最高潮に。ファスベンダーと初対面となった斎藤は「すごく本当に魅力的。魅力が何層も重なり、まるでミルフィーユのよう…」と“世界で最も美しい顔 ”と評されるファスベンダーを間近にし、彼の美しさを興奮気味に語った。
対するファスベンダーも斎藤の印象について「初めてのデートでいい出だしだね。この後食事でもどう?」と笑顔で返した。
俳優だけではなくプロデューサーや監督を務めているという共通点がある彼らは、互いをリスペクトしたようで、早速斎藤からはファスベンダーへ多くの質問が飛んだ。
「アサシン クリード」の製作を決めた経緯や、本作の激しいアクションについてなど製作者としての側面を持つ彼らならではの熱いクロストークが繰り広げられた。
あまりの意気投合ぶりに、MCから共演のオファーが受けたら?と聞かれると「兄弟役? それとも『アサシン クリード2』かな? 無限の可能性があるよ!」とファスベンダーが即答すると、斎藤も「パルクールを訓練します!」と応じ、ハイタッチ。会場から大きな拍手が起こった。
日米注目のスターによる夢の共演が実現する日が近いうちに来るかも?
3月3日(金)、3D/2D全国ロードショー