石原希望『私の“中身”を撮ってもらった感覚』デビュー5カ月で発売の1st写真集に手応え 「ミスiD」への意気込みや今後の目標も明かす
「写真集が“私”で、映像作品の方は“石原希望”やで」
――写真集の撮影場所は？
沖縄で、9月終わり頃に撮影しました。これまでも沖縄には何度か行ったことがあります。
――撮影の思い出はありますか？
気候的には夏だったので暑くて、私は汗かきなので撮影中メイクが崩れたりして申し訳なかったんですけど、気温とか気候とか、海とか緑とか私にすごく合ってる感じがして。それをスタッフの皆さんも分かって合わせてくださって、私らしい写真が多い写真集になったと思います。
――お気に入りの一枚について教えてください。
プールの中で、すっぴんでコンタクトも外してほぼ何も見えない状態で潜ったり泳いだりしているところを撮ってくださった写真なんですけど、素の感じというか…カメラがあるけど見えへんから(笑)、のびのび撮影できたシーンが印象に残っています。
――改めて、デビュー5カ月でのファースト写真集発売ということですが、決まった時はどんな気持ちでしたか？
写真集を出したい気持ちはもちろんありましたけど、年数を積んでいって出せるものだと思ってたし、クラウドファンディングでもないって聞いてすごくびっくりしてました。撮影の帰りに話を聞いてめちゃくちゃうれしかったですね。うれしいことやけど、私自身が想像してないというか、どんどん良いことばっかり起きて、てんやわんやでした。
――写真集を撮影してみての感想は？
撮られること自体は嫌いじゃないし、得意と言えるほど勉強はできてない状態ですけど、素の表情を撮ってもらえました。自分の中での発見は…「表情筋豊かやな」「よう動くな顔～」って思いました(笑)。「石原希望」という名前で出してはもらってるんですけど、私の“中身”を撮ってもらった感覚が強いです。私らしい内容になっていると思います。
――「石原希望」と“中身”の違いとは…？
違いは出してるつもりはないんですけど、切り替えないとなあなあになっちゃうかなっていうのが私の中であるので…でも、どう出てるっていうのは自分自身とか私を知ってる人じゃないと分からない部分でもあるかなとは思うんですけど。撮りに行った時の心意気みたいなので、「“石原希望”で頑張るぞ」じゃなかったのが前提にあるから端々に出てるというか、「写真集が“私”で、映像作品の方は“石原希望”やで」って感じです。どう差をつけたかは…“気持ち”です！
――点数をつけるとすると？
100点ですね！「私がこうやりたい」じゃなくて、「私を見た感じで作ってほしい」と伝えて、それを表現してくださった1冊になってるので、「私だけの100点」じゃなくて「みんなまとめて100点」っていう100点です。
――「Hopeful」というタイトルへの思い入れがあれば教えてください。
私と会って出版社の方が考えてくださった言葉で、客観的に今の私を見てくださった言葉そのものだと思っているので、希望にあふれている…未来が明るい感じに表現してくださってるのはうれしかったし、その言葉通りのお仕事の未来が築ければいいなって思わせてくれるタイトルだと思います。
――次の写真集への意欲は？
もちろんあります。今回の撮影を通して、たくさんの人に協力してもらって一つの物を作ることも、写真に撮られるっていうことも好きやなあってすごく感じたので、また出せたらいいなと思います。
「ミスiDを通して知ってくださる方を増やしていきたい」
――今日の写真集イベントで、初めて直接ファンの方と接するということですが今の気持ちは…
ばり緊張しますね！もうほんまに緊張してる…。これまで配信では、私の顔だけが見える状況だったし、一対一ではなかなかないから、対面でお会いして「こういうやり取りしてきたなあ」「こういう人なんやなあ」みたいなのがやっと分かるので、楽しみではあるけれども…緊張の方が強いですね。
――6月にデビューしてから自分の中で変わったことはありますか？
曜日の感覚がなくなってしまって、ゴミの日で「今日火曜日なんや」って気付くように(笑)。今まで過ごしてきた環境とは全く別ですし、私はすごく人が好きやし話すことが好きやから、たくさんの人と関われる職業で楽しいです。
――今いろんなランキングなどでも注目を集めていますが、人気の実感はあったりするのでしょうか。
長い間ランキングに入れていただいたりとか、月間の順位に入ってたよっていう声は聞いたりするんですけど、自分自身がそこで満足したくないし、どうせやるならちゃんとやりたい。「人気」って言えるとするとそれはファンの方がいてこそなのですが、これまで直接お会いする機会がなくてどれくらいの人が応援してくれてるのか目で見てないから、実感は湧いてないのが正直なところです。
――数字でいうと、TwitterやTikTokでのフォロワー数もすごいですよね。意識していることってありますか？
TikTokをする前から、Twitter上ではなるべく動画を上げるようにしていました。(デビュー前は)私がどういう人間かはデビュー作でしゃべってるところを見ないと伝わらへんなと思ったので、それぞれ一つの表現方法として…いろんな世代の方から知っていただけるツールとしてTwitterやTikTokを使っていますね。そこから作品につながるかは分からないけど、自分の中での仕分けみたいなのがあって、映像作品の私、Twitterの私、ツイキャスの私、TikTokの私…全部別だと思っています。ただ、お仕事で関わる方にSNSの私を見ていただけることが増えて、それを作品の内容とかに関連付けてくださって、より私らしい作品を作ってくださってる方もいらっしゃると思います。
――11月からはいわゆるメーカー専属になりましたね。
専属として作品を撮り始めて3カ月経ったんですけど本当に撮影回数が少ないので、前日は目がギンギンで…寝れないです(笑)。
――そのほかの活動として、「ミスiD」のセミファイナリストに選ばれたりもしていますが手応えは感じていますか？
新型コロナウイルスの影響で審査員の方に直接お会いしたり、他の参加者の方々の存在を目で見たりしてないので、ありがたいことですがどこかとんとん拍子で進んでいってるような感じもあります。「ミスiD」は私自身を尊重してくださるオーディションで、これから先どうなっていくかは分からないですけどグランプリを獲ることが目標ではなくて、ミスiDを通して知ってくださる方を増やしていきたい。私自身が発信したことについて、反応してくれたり影響を受けてくださったりしてくれる方が一人でも増えたらいいなっていう思いです。あとはこういうインタビューの時にお話できることがあるなって(笑)。
――セミファイナルでは、引退されましたが業界の先輩である上原亜衣さんと同じブロックなんですね。
群を抜いて知名度のある方で、業界を引退された後でもいろんなことに挑戦されている姿は尊敬もしていますし、発信の仕方とかも参考にしたりはしています。でもいろんなジャンルの人を見た方が動向とか分かるかなと思っていて。こういう形で活動をしてらっしゃる方がこういうアプローチの仕方ができるんやったら、私もAV女優としてこっちからのアプローチができるんちゃうかな、っていろんな方をチェックさせてもらっていますね。
「本当に何もない日は、家のベッドに寝転んで…」
――休みの日はどんなことをして過ごしていますか？
友達と遊んだりエステに行ったり…。本当に何もない日は、家のベッドに寝転んで、かまいたちさんのYouTubeを聞きながら、ナンプレ(パズル)してます。長い動画を見るのが得意じゃないのですごい偏りがあって、「銀魂」と、最近やったら「バチェロレッテ」を見てました。「バチェラー」系が好きで。あとはいろんなYouTube見てますね。
――会ってみたい方とかいますか？
かまいたちさん！ツッコミの濱家さんが、山内さんのボケをめっちゃ好きなのが分かるんですよ。コントとか漫才とかしてるのに笑っちゃうところ、リスペクトし合ってるところが好きですね。千鳥のお2人とかもお互いが好きなんやろうなとか思って好きです。
「明日花キララさんのような存在に…」
――目標は「AV以外でも注目されるようになる」ということですが、どんな存在になりたいですか？
どういうお仕事がしたいのか、どういうお仕事につながっていけるのかはまだ分からないのですが、目標がないとやっていけないと思うので…私がこの業界に入る前、明日花キララさんとかしみけんさんとかってAVを見ない女の子でも知ってる存在だったんですよね。そういう存在に私もなりたいなと思って。映像作品だけじゃないところで私の魅力をつなげていきたいし、そういう風につなげていけてる方がいろんな世代の方に知っていただけると思うので、いろんなお仕事に挑戦してみたい気持ちはあります。
――それでは最後に、今後の意気込みを教えてください！
話すことが好きなのでそれが生かされるようなお仕事だったりとか、写真もすごく好きなのでそっちにも興味はあるんですけど、とにかく今は作品が好きで作品中心が良いなと思っています。でも、この業界について無知やからどこまで仕事としてつながるのかっていうのが本当にまだ分かってないし、いろんな方がいろんなことに挑戦されているけど自分が何に興味があるのか分からないから、私もいろいろ挑戦して私の好きを突き詰めていって結果を残していきたいですね。
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