<姉ちゃんの恋人>“桃子”有村架純&“真人”林遣都、そして“日南子”小池栄子の恋が進んでいく演技が視聴者の心をつかむ
有村架純主演の火9ドラマ「姉ちゃんの恋人」(毎週火曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第2話が11月3日に放送された。桃子(有村)と真人(林遣都)が急接近する中、それぞれの過去が気になる展開に。また、桃子の上司・日南子(小池栄子)と真人の先輩・悟志(藤木直人)の恋模様も話題になった。(以下、ネタバレがあります)
桃子と真人は急接近するが…
本作は、ハロウィーンからクリスマスにかけて、女手一つで弟3人を養う主人公・桃子と秘密を抱えた真人、そして2人を取り巻く個性豊かな登場人物たちが繰り広げる、ラブ&ホームコメディー。脚本は、有村が主演を務めた連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年、NHK総合)などを手掛けた岡田惠和によるオリジナル作品となる。
第2話は、桃子と真人の距離がグッと近づいていった。
どこか価値観が似ている真人に恋心を抱くようになった桃子は家でも終始上機嫌。そこから恋をしていることを察した和輝(高橋海人)、優輝(日向亘)、朝輝(南出凌嘉)の3人の弟たちは、心配もしていた。
そんな中桃子が働くホームセンターでは、真人もメンバーになっているクリスマスプロジェクトが進む。ある日、桃子は仕事でミスしてしまい、急きょ商品を客の自宅まで届けることに。その場に居合わせた真人が桃子を車で送っていくが、車に乗っている間、手を震わせていた桃子。なんとか荷物を届けた帰り道、とうとう桃子は車を停めるように言った。
過去に桃子の目の前で両親が車の事故で亡くなっていたのだった。車へのトラウマを克服できずに「悔しい」とこぶしで自分の膝を叩く桃子。真人はなぐさめようと右手を差し出そうとするが止め、「克服なんて簡単にできることじゃないから」と言葉だけ掛けるのだった。
それ以前には、真人が自宅でクリスマス関連のチラシを見ている時に、今は亡き父親がいたときのことを思い出し、右手を左手でギュッと押さえ込むシーンがあった。真人の過去はまだ詳細が明らかになっていないが、“手”が何らかのポイントになっているようでもある。
「2人の演技に引き込まれた」といった声が上がり、恋が進みながらも、共に過去にトラウマを抱えている人物を演じる有村と林の演技は、視聴者の胸を打った。
そして、母・貴子(和久井映見)に、楽しそうにしているのもクリスマスプロジェクトが終わるまで、と告げた真人。思いを封じ込めようとする姿が気になるところだが、第2話ラストは、クリスマスの装飾を終えたらしき桃子と真人がファミレスで互いにもたれかかって眠っているという、キュンとさせるシーンで締めくくられた。