――「ペンションメッツァ」の脚本・監督が決まって
このドラマの企画が始まったのは、5月の終わりでした。世界が想像もしなかった状況になり、まだこの先どうなっていくのかわからない不安もありました。
人と人が出会い、顔を合わせて話をする。そんなシンプルな話を作りたいと思いました。スタッフと話しながら、また皆と一緒に映像を作れるということにワクワクしました。
――今回の舞台である長野のロケーションについて
自然が素晴らしいところでした。ちょっと森に入ると、湧き水が流れる小川があったり、突然巨大な石が転がっていたり。
面白い場所がたくさんあるのですが、そんな場所が観光地というわけでもなく、さりげなくその辺にある。とても懐が深い場所だなと思いました。風がよく通り、久しぶりに深く呼吸ができました。
――何度もタッグを組んでいる小林さんの印象
小林さんはこちらの想像を清々しく裏切ってくれる方です。それは昔から変わらず、その度に面白いなー、敵わないなーと思っています。
今回は基本的に二人芝居だったのですが、お客さんが変わるごとに違った印象を与えてくれ、主人公を多面的で魅力的な人にしてくれました。食事のシーンが多かったのですが、なんとも豪快な食べっぷりも素晴らしかったです。
――視聴者へのメッセージ
緑がとてもきれいに撮れました。窓の外をふっと見るときのように、肩の力を抜いて観ていただければと思います。ちょっと一休みする気分で、このドラマが誰かの明日につながればとてもうれしいです。
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