<竹内涼真の撮休>竹内涼真インタビュー(前編) 「自宅のセットがすごいんですが、僕はこんなに広い家には住んでいません!」
本人役は「接する人によって自分が少しずつ変わるのと一緒」
――監督の皆さんと打ち合わせをされたとのことですが、今回「本人役」を演じるにあたって監督やスタッフの皆さんから「竹内涼真のイメージ」についてのお話もあったかと思います。その中で「自分ってそんなイメージなの?」と驚いたことはありましたか。
竹内:そんなに驚きはしなかったです。今回は「本人役」ではありますが、「自分を演じる」っていうことをあまり意識しないで臨みました。普段の私生活で「演じる」ってことはないですし、相手との会話の中でのリアクションは自然なものじゃないですか。
今回プロデューサーさんと話し合い、あんまり僕が力を入れすぎてしまうとどうしても「演じている感」が出てしまうので、僕は力を抜いて、キャラの濃い周りの人たちにどんどん巻き込まれていくということを一つのテーマにしました。
自分の役を細かく設定してしまうとどうしても演技をしてしまうので、本当に力を抜いて、相手のリアクションに対して僕もすぐ反応できるように、「演じよう」と考えないようにしました。
――各話とも完全に作られた「竹内涼真像」を演じたというよりも、竹内さんのリアルな部分や、ご自身の素直な反応を出していったんですね。
竹内:そうですね、プロデューサーの皆さんには「休みはどんなことをしているの?」とか「こういう時はどんな風に思っているの?」といろいろお話しさせていただいたので、そういった部分を脚本家の皆さんが反映して書いてくださった部分もあると思います。
普段人と接する時、それぞれの場所で自分って少しずつ違うんですよね。それと一緒で、今回は全8話通して劇中でいろんな人と関わっていくんですけど、各話によって自分のあり方が少しずつ変わるので、そこを楽しみながら演じました。
例えば「シェアハウス」(第4話)だったらいつも一緒にいるメンバー、「同級生」(最終話)だったら高校の同級生、「老婆との休日」(第5話)だったらはじめて会う人なので、型を決めすぎずにそれぞれのリアクションを大切にしていました。
それぞれの関係性をしっかり肌で感じて、そのリアクションをいかに新鮮に面白くできるかっていうことを、今回一番考えました。
――本作での撮影を通して、普段カメラの前では見せないようなご自身の姿が出てしまったなという部分はありましたか。
竹内:結構今までのドラマでは見たことのない自分ばっかりだと思います。それは全8話に共通して言えることで。せりふ一つにしてもプライベート感があって、ちょっとしたリアクションだったり、表情や会話のリズムだったりっていうのは、普段自分が話している感じに近いものもあります。
それから、「竹内涼真と竹内涼真と」(第6話)は結構エッジの効いた設定なので、そういうコメディーの部分でも新しい一面を見ていただけるかなと思います。
2020年11月6日(金)スタート
毎週金曜深夜0:00-0:30
WOWOWプライムにて放送
https://www.wowow.co.jp/drama/original/satsukyu2/
■WOWOWオリジナルドラマ「竹内涼真の撮休」/プロモーション映像(120秒)