大分の高級万年筆メーカー、外国人留学生の視点を取り入れ海外でも売上を伸ばす<世界一の九州が始まる!>
11月8日(日)の「世界一の九州が始まる!」(毎週日曜朝10:15-10:30、RKB毎日放送ほかJNN系九州各局)は、OBS大分放送製作の「匠の技を世界へ!夢を描く万年筆」を放送する。
大分県豊後高田市の文房具・日用品メーカー「ワンチャー」。従業員26人の小さな会社の主力商品は、漆(うるし)や蒔絵(まきえ)など、日本の伝統工芸を装飾した1本数万円の「高級万年筆」だ。
岡垣太造社長(55歳)は設立当初、万年筆や腕時計など、海外製品の輸入事業を手掛けていた。母親は伝統工芸品「七宝焼」の職人で、後継者不足に悩まされていたこと、また工芸品そのものの需要が日本で減っていることを知り、万年筆の装飾に職人たちの技術を織り込めないかと考え、2011年に自社ブランドを立ち上げた。
若い頃の豊富な海外経験から、メイド・イン・ジャパンの製品が世界で評価されていることを身をもって感じていた岡垣社長。海外での販売にも活路を見出し、大分県内の大学に留学していた外国人を積極的に採用した。いまは彼らの視点をデザインやマーケティングに取り入れることで、国内だけでなく、中国やアメリカをはじめ海外でも売り上げを伸ばしている。
岡垣社長の今後の目標は万年筆を通して、世界中の伝統工芸の技を継承し、守っていくこと。鉄道も高速道路もない大分の地方都市で、世界に目を向けた壮大な夢を描いている。
毎週日曜朝10:15-10:30 RKB毎日放送ほかで放送
OBS大分放送製作の「匠の技を世界へ!夢を描く万年筆」は、2020年11月8日(日)放送
各局放送時間はこちらを参照⇒https://thetv.jp/program/0000837858/440/
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