世界一過酷なヨットレース「ヴァンデ・グローブ」に挑む白石康次郎へ、羽生善治、上田桃子がエール!
海洋冒険家でプロセーラーの白石康次郎選手が、4年に1度開催される世界一過酷なヨットレース「ヴァンデ・グローブ」アジア勢初となる“完走”を目標に掲げて参戦。
その挑戦を追った「DMG MORI presents ヨットだけで世界一周 ひとりぼっちの大冒険~白石康次郎 世界最高峰レース ヴァンデ・グローブ2020出航直前SP~」が11月8日(日)昼1:55から、テレビ朝日系で放送される。
単独、無寄港、無補給で世界一周を目指す大海原の超人レースに挑む白石康次郎
フランスのヴァンデ県からスタートする「ヴァンデ・グローブ」は、“海のエベレスト”と例えられる世界最高峰のヨットレース。
グローブとは“地球”“世界”の意で、“地球”や“大自然”を相手に孤独な闘いを繰り広げるサバイバルレースとなる。
通常は10人前後で操舵する全長60フィート(約18m)の大型ヨットを1人で操り、約4万5000kmにもおよぶ航行距離を、約80日間掛けて帆走。
スタート後は全世界、どこの港にも寄ることは許されず、食料など一切の追加補給も認められない。
そして、“赤道無風地帯・ドルドラム”や“帆船乗りの墓場”と呼ばれる難所の数々、漂流物やクジラとの衝突、高波による転覆の危険もあり、航行中は常に死と隣り合わせ。過去には行方不明者が出たこともあり、“完走率50%”とも言われている。
そんな過酷なレースに挑む白石選手は、1967年生まれの53歳。1994年、26歳のときに風力のみで走らせるヨットを単独で操り、“史上最年少(当時)単独無寄港無補給世界一周”を達成。その後も世界的なレースに度々参戦し、これまで3度の世界一周を成し遂げてきた。
「ヴァンデ・グローブ」には、2016年にアジア人として初出場。だが、約1カ月後に南アフリカ沖でマストが破損し、無念のリタイアとなってしまった。
その約2年後、白石選手は2018年10月からDMG森精機が立ち上げた日本初の外洋ヨットチーム「DMG MORI SAILING TEAM」のスキッパーに就任。
再チャレンジに向け万全を期すために受けた健康診断の診断結果は「上行大動脈瘤」、2019年には人工血管置換手術を受けるという危機もあったが、それを乗り越え、2020年7月に行われた「ヴァンデ・グローブ」の最終予選「ヴァンデ・アークテック・レ・サーブル・ドロンヌ」(約5900km)では、20艇中10位の成績で完走。
今回の再チャレンジに際し、最新鋭の水中翼を搭載したハイスピードヨットを導入したこともあり、今や優勝候補の一人に躍り出ている。
番組には、「報道ステーション」(毎週月~金曜夜9:54‐11:10、テレビ朝日系)で白石選手を取材してきた寺川綾が応援サポーター、ケンドーコバヤシと長濱ねるがゲストとして出演。
出発の地、レ・サーブル・ドロンヌ港からの生中継を交えながら、船上生活や陸では決して見られない絶景など、ヴァンデ・グローブの魅力を紹介。
さらに、白石選手が歩んできた挑戦の歴史、50代にしてサッカー日本代表並みの強靭さを誇る肉体の秘密、家族の思いなどを取材していく。
11月8日(日)昼1:55-3:20
テレビ朝日系にて放送