九州放送(TVQ)で毎週土曜昼に放送されている「ぐっ!ジョブ」11月14日(土)は、お店の看板や商品のラベル、会社のロゴなどいわゆる“ビジネスの顔“を制作する書道家に密着する。
まずは、鹿児島県さつま町の昭和書体。従業員が10人に満たない小さな会社だが筆文字をフォントにし、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」や、超ロングセラーゲーム「信長の野望」などあらゆるビジネスシーンで使われているという。こうしたフォントのもとになる筆文字を書くのは84歳の坂口綱紀さん。息子の坂口茂樹さんと、孫の坂口大樹さんが綱紀さんの筆文字を一文字ずつスキャンしてデジタル化。これまでに60種類以上の毛筆フォントをつくり出すなど注文が後を絶たない。親子三代、昭和書体が守り続ける毛筆フォントビジネスを深掘りする。
続いて、福岡県筑紫野市の西尾真紀さん。引く手数多の売れっ子書道家で、福岡の人にはお馴染みのうどんチェーンのロゴや老舗菓子メーカーの商品パッケージなどを手掛けている。代表作は九州国立博物館のシンボルマークや大繁盛の直売所「伊都菜彩」の看板文字。「これまでに数えきれないほど注文を受けた」という西尾さんの強みは、さまざまな書体を書き分け、自由自在にデザインできることで、アルファベットも「毛筆風」にしてしまう。たぐいまれなるセンスと柔軟な発想、そして華麗な筆さばき。ビジネスに効果抜群な「毛筆」パワーに迫る。
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