<エール>志田未来・泉澤祐希ら“朝ドラファミリー”が注目集める!清原果耶・杉咲花…複数作出演で視聴者に親しみ
杉咲花も清原果耶も成田凌も朝ドラ経験者
朝ドラに一度出て、その後また出る俳優に、朝ドラ視聴者はじょじょに親しみを沸かせていく。さながら“朝ドラファミリー”のような認識になっていくのだ。泉澤祐希は「すずらん」、「マッサン」、「ひよっこ」、「エール」とかなり常連化、志田未来は2度目で朝ドラに帰って来た感がある。
そもそも、窪田正孝が「ゲゲゲの女房」、「花子とアン」と来て、ついに主人公として戻って来た出世魚のような状況は朝ドラファンには嬉しい出来事であった。裕一の父・三郎を演じた唐沢寿明も「純ちゃんの応援歌」でヒロイン(山口智子)の恋人役をやって注目され、「とと姉ちゃん」でヒロインに重要な影響を与える人物を演じ、「エール」ではついに、主人公のお父さん役となった。
「エール」の次に控える朝ドラ「おちょやん」のヒロイン・杉咲花は「とと姉ちゃん」のヒロイン(高畑充希)の妹役で、その次の朝ドラ「おかえりモネ」のヒロイン・清原果耶は「あさが来た」ではヒロイン(波瑠)の家の女中、「なつぞら」ではヒロイン(広瀬すず)の妹役だった。
とりわけ「あさが来た」がデビューでもあった清原は朝ドラ育ちという印象が強く、朝ドラファミリーの一員の名にふさわしく感じる。
杉咲花はヒロインの妹役だったので親しみがあり、清原同様、おかえり感がある。「おちょやん」ではヒロインの夫役の成田凌は「わろてんか」(2017年度後期)ではヒロイン(葵わかな)の息子役だった。夫婦合わせて、おかえり感。ますます、朝ドラファミリーは広がっていきそうだ。(文=木俣冬)