――原作を読んだ感想は?
好きなタイプの作品でしたね。先に台本を読んでいたんですけど、“ザ少女漫画”の大人版だなって思いました。学園モノじゃないし、夢物語ってわけでもなく、ところどころにリアルな感じがして、「こういう感じいいな」って思いました。
――普段少女漫画は読むんですか?
高校生くらいまでは読んでいて、しばらく離れていたんですけど、最近アプリで気軽に読めるようになったので、また定期的にいろいろ見ています。
――4月に“Stay Home”のアンケートに答えていただいたときは、『週刊少年ジャンプ』(集英社)のアニメを結構見ているなという印象でした。
アニメは少年誌のものも結構見たりしますね。でも、今よく見ているアプリの漫画って、単行本で売っているような作品から、インディーズの漫画家さんが書いている作品まであって、幅広いジャンルの作品が読めるんですよ。そこから“発掘”するのもすごい好きで、本屋さんだけでは見つからない漫画にも出合えるのがいいなって思っています。
――今作のタイトル「僕らは恋がヘタすぎる」にちなんで、大場さんが自分で“ヘタすぎる”って思うことは何かありますか?
めっちゃあるんですよね…失言?(笑) 失言っていうか、コメントの止めどころが分からないんですよ。思ったことも聞いたことも、基本的にそのまま言っちゃうんですよね。それが時に爆弾になり得るってことを何度も経験しているのに、感情のままに言っちゃうから、そこがダメだなと思っています。
最近、よく当たる占いがあるって聞いてやってみたら、すごく当たっていて。「あなたは言動でいろんな事を起こしやすいタイプです。自分が思ったこと、感じたことをそのままスッと言ってしまうのは、良いことでもありますし、悪いことでもあります」みたいなことが書かれていたんです。その通りだと思ったので一応気を付けてはいますけど…、でも「直しなさい」とは書いてなかった(笑)。
――あまり直すつもりはない?(笑)
占い全体の総括を見ても「あなたは幸せです」って書かれてたから(笑)。あと、全部言うことで、逆に仲良くなれるってことも分かったんですよ。
例えば、緊張してるときって普通は緊張を隠したりするけど、あえて「緊張してます」って言うことで自分の緊張がほぐれたり、相手も分かってくれて会話のきっかけになったりするじゃないですか。そういうことが分かってからは、全部言ってしまうのもいいかなって思ってるんですけど、逆に親しい人たちには気を付けるようにしています。
今日のこういう現場とかでも、今までは閉ざし気味でいたんですけど、ちょっとずつ会話ができて現場も楽しく感じられるので、そういうふうに使っていこうと思います。ヘタなりに(笑)。
――では、最後に放送を待っているファンの方にメッセージをお願いします。
元カノ役は初めてなんですけど、監督と白洲さんに「元カノ感が出てる」って言ってもらえました! 普段アイドルとして活動していると制服風の衣装を着る機会が多いんですけど、今回は年相応な衣装で、それもスタッフさんに良いって言ってもらえました。
あえて元カノ感って出せるものでもないので(笑)、私は普通に成田との昔話を思い出すということしか描いてない中でやっていたんですけど、白洲さんから「元カノ感がすごくてめっちゃ申し訳なくなる」みたいなことを言ってもらえたので(笑)、よかったかなって思います。
そういえば、秋元(康)先生が考えてくださったファースト写真集のタイトル候補に「元カノ」ってあったんです。だから、私には“元カノ要素”があるのかもしれない(笑)。
私もドラマの出来上がりを楽しみにしてるので、ぜひ初めての元カノを皆さん見てください。