小芝風花が2021年1月期ドラマ「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」の主演に決定 脚本家・橋部敦子と初タッグ
小芝風花(清水萌子美役)コメント
――民放連続ドラマで2回目の主演となります。感想をお聞かせください。
また「土曜ナイトドラマ」で主演を務めさせていただけることがうれしいです! 「妖怪シェアハウス」同様、頑張ろう!という気持ちでいっぱいです。今回は眠る前のひととき、見てくださる方の心がほっこりするような、気持ち良く眠れるような、一週間頑張ったご褒美になるような作品にしたいです。
――本作の脚本を読んでの感想をお聞かせください。
コロナという大変な問題が起こり、今年は人との距離をどう取ればいいのか、改めて考えた年になったと思います。この作品では、とても近い距離にある家族の関係を描いていて、萌子美たち家族は一見平穏だけれど、実は心がバラバラだったことが明かされます。橋部さんの脚本は、人の感情の動きがとても丁寧に描かれ、萌子美たち家族が再生していく姿からは、今の時代だからこそ伝わるものがたくさんある気がします。
――萌子美をどのように演じたいか、役作りで意識していることはありますか?
萌子美の一番の特徴は“モノ”の気持ちが分かることなので、“モノ”と対峙したとき、一方的に“モノ”の言うことに耳を傾けるのではなく、ちゃんと会話しているように見せたいです。“モノ”がどんなふうに話しているのか、その“モノ”はどんな性格なのか、テレビの画面越しに伝えるのはとても難しいですが、丁寧に演じたいと思います。一方で、萌子美はどこにでもいる女の子だと思うので彼女の普通っぽさも忘れないようにしたいです。
もうひとつは“距離感”です。家族との距離感、他人との距離感、“モノ”との距離感…。家族は大切だけれど、“モノ”の気持ちを聞いている方が落ち着くような、萌子美の“心の距離感”をしっかり表現していきたいです。
――小芝さんが“モノ”の気持ちがわかるとしたら、どんな“モノ”の気持ちが知りたいですか?
ペットです! 今は飼っていませんが、何を考えているのか、何を欲しているのか、知りたくないですか? ペットではありませんが、家に観葉植物のガジュマルがあって、母と一緒に面倒を見るのにハマっているんです。観葉植物って水をあげるタイミングが難しいんですよ! あげ過ぎてもいけないし、足りないと枯れてしまうし。「今、水が欲しい!」とか「栄養が足りないよ!」とか言ってくれたら助かりますね(笑)。
――小芝さんと萌子美に共通点はありますか?
萌子美は周りから“ヘンな子”というレッテルを貼られ、自分がしゃべると気味悪がられるんじゃないか、家族に迷惑を掛けてしまうんじゃないかと思っているので、人と上手にコミュニケーションが取れません。私も、「ここはこうしてほしい」とリクエストするのが苦手なので、そういう面では萌子美に近いかもしれないです。それと、ガジュマルのことを「ガジュさん」と呼んで話しかけているので、そこはちょっと萌子美っぽいかもしれないです(笑)。
――視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします。
萌子美は自分だけの小さな世界から勇気を出して一歩踏み出し、数々の出来事に向き合います。そんな萌子美の奮闘をぜひ応援していただきたいです! 私自身も人との距離感や、自分の気持ちをなかなか伝えられないことなど、何か悩んでいる方に寄り添えるよう、さらに前に進むきっかけになるよう、いろいろなことに頑張る萌子美を精いっぱい演じます!