「夜がどれほど暗くても」岡田結実インタビュー 「撮影前半は毎日泣きのシーンがあって、『私この現場で笑う日が来るのかな?』と思うくらいでした(笑)」

2020/11/21 06:00 配信

ドラマ

11月22日(日)より、WOWOWプライムにてスタートする「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」。中山七里の同名小説をドラマ化した本作は、週刊誌の世界で生きてきたジャーナリスト・志賀倫成(上川隆也)がある殺人事件の“当事者”となり、「追う」立場から「追われる」立場となりながら真実に迫っていく姿を描いた報道サスペンスだ。

今回、本作でキーパーソンとなる星野奈々美を演じる岡田結実にインタビューを敢行。「殺人事件の被害者遺族」という役どころを形作り、演じていくことについての苦労や、シリアスな展開が続く本作を演じる中で感じたこと、主演の上川隆也ら共演者とのエピソードなど、さまざまな視点から語ってもらった。

「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」で、星野奈々美役を演じた岡田結実
「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」で、星野奈々美役を演じた岡田結実


――今回「夜がどれほど暗くても」出演のお話を最初に伺った際の感想はいかがでしたか。

岡田結実:「え、何で私に?」というのが最初の気持ちでした(笑)。これまでサスペンスなどのシリアスな役よりも、どちらかと言うとポップで明るい役が多かったですし、「演技経験も少ない私がこんなすごい役をやっていいのかな?」という思いもあって、ドッキリなんじゃないかとずっと思っていました(笑)。顔合わせの時に(集まったキャストの皆さんを見て)「本当なんだな」と認識しました。

――本作への出演が発表された際のコメントで、「ドラマ初出演が中山七里先生の作品だった」と仰っていましたが、改めて今回中山先生の作品に出演したことについてはいかがですか。

岡田:私が初めてドラマに出演させていただいた「静おばあちゃんにおまかせ」(2018年、テレビ朝日系)では、演技が初めてなのに主演をやらせていただいたんです。でも、とても素敵な作品なのに私の演技では全然うまく表現できていなかったので、めちゃくちゃ悔しくて。

撮影が終わった時も「私これじゃダメだな」と思って、「もしこの先も私が演技を続けていて、いつかリベンジできる日が来たら、絶対にこの思いを忘れずに全部をぶつけよう」とずっと思っていたんです。

なので、こんなにも早くもう一度(中山先生の作品に)出させていただけることになってめちゃくちゃうれしかったです。「次は中山先生に自信を持って『やりきれました』と言えるような作品をお見せできるように頑張りたい」と思っていましたし、今回こうしてリベンジの機会を頂けたので、日々自分を削ってでも頑張ろうという気持ちでやっていました。

「奈々美の芯の強さには、撮影中ずっと救われていました」


――今回演じる「星野奈々美」という役柄はどういったキャラクターでしょうか。また、役柄に対する印象についてもお聞かせください。

岡田:奈々美が出てくるシーンは最初から悲しいシーンが多くて(笑)。役作りをする時は、そうした悲しい部分だけを見て作るのではなくて、奈々美の(両親との)楽しかった思い出とか、そういう部分を意識して作っていった方がしっかりと(奈々美が)形作られていくのかなと思って考えていきました。

クランクインするまで毎日奈々美のことを考えていたんですが、奈々美はとても芯の強い女の子なんだなとすごく感じていて。私が今まで演じてきたような女の子たちとはタイプの異なる芯の強さで、それは心を強く持たなきゃ生きていけないくらいの覚悟というか、彼女の「生きていくぞ」という思いを演じる中でも感じました。

むしろ私が奈々美を作り上げていく中で、奈々美の芯の強さに助けられているような部分もあって。作品に入るまでは「キツいな~」と思っていたんですが、誰よりも生と死を意識して、それでも生きていくしかないと決めた奈々美の思いにずっと救われていて。この作品は、奈々美じゃなかったら途中で「無理だ~」となっていたかもしれないくらい大変だったので、奈々美の「芯の強さ」は特に推したいポイントです。

――本作のシビアな展開に飲み込まれずにいられたのは、奈々美の強い気持ちがあったからなんですね。

岡田:そうですね。3~4話を担当してくださった谷口正晃監督が、打ち合わせの時に「これを見てみると、役作りの参考になるかも」と「シークレット・サンシャイン」(2008年)という作品を貸してくださって。また、1~2話を担当された橋本一監督も、「実際に殺人事件に巻き込まれた被害者家族の手記を読んだら参考になるかも」と教えてくださったんです。

そういったものに触れていたら、いい意味でなおさら追い込まれてしまって(笑)。今までに無いくらい頭の中が「ウワァ~!」って感じになっていたんですけど、そこで見たものをちゃんと演技にぶつけられたのは奈々美のおかげですし、それを受け止めてくださった上川さん演じる志賀のおかげでもあって。中山先生が書かれた物語というのもあって、作品に関わる全てに助けられたという感覚がすごくありました。

■「連続ドラマW 夜がどれほど暗くても」
11月22日(日)スタート
毎週日曜夜10:00-11:00ほか
WOWOWプライムにて放送(※第1話無料放送)
https://www.wowow.co.jp/drama/original/yoruga/


■連続ドラマW 夜がどれほど暗くても/プロモーション映像(60秒)【WOWOW】



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