<エール>野田洋次郎“木枯正人”待望の再登場!裕一との消えない絆が反響呼ぶ
窪田正孝が主演、二階堂ふみがヒロインを務める連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)は最終週「エール」を放送中。11月25日放送の第118回では、裕一(窪田)の盟友・木枯正人(野田洋次郎)が久々に登場。裕一や三羽烏の面々との消えない絆を印象付けた。(※以下、ネタバレがあります)
「僕たちの仕事ってさ、出したら消えちゃうの」
裕一の元に東京オリンピックに向けた「オリンピックマーチ」作曲の依頼が舞い込んだ第117回。続く第118回では、なかなか作曲に向かおうとしない裕一に気をもんだ音(二階堂)が木枯に相談を持ち掛けていた。
音が「『大丈夫だ、任せておけ。ここ(頭の中)にはあるんだ』って…」と裕一の様子を伝えると、木枯はサラリと「じゃああるんだよ」と返答。音に「あるならどうして書かないのかしら」と聞かれ、「僕たちの仕事ってさ、出したらもう消えちゃうの。多分、自分の中で楽しんでるんじゃないかな?日本の音楽家の中でただ一人の栄誉だから。いい気分を終わらしちゃうのもったいないって」と、裕一の思いを代弁してみせた。
ほぼ同時期にコロンブスレコードに採用され、共にレコードが出せない時代を経験した裕一と木枯。互いの音楽をリスペクトし合い、置かれた状況を理解し合ってきた2人ならではの絆を感じさせる場面が、最終週でしっかりと描かれた。
1964年、日本中を沸かせた東京オリンピックに際し、開会式を彩るオープニングテーマを裕一が、そして国内外でオリンピックを心待ちにする人々を盛り上げる「東京五輪音頭」を木枯が手掛けたことも、2人の縁の深さを感じさせるエピソード。2人のモデルと言われる古関裕而氏と古賀政男氏も実際に「オリンピックマーチ」と「東京五輪音頭」を手掛けている。
その後、裕一の家には福島三羽烏(がらす)の鉄男(中村蒼)と久志(山崎育三郎)、藤丸(井上希美)も集まって、にぎやかに旧交を温め合った。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送