小野塚勇人、中井貴一との芝居は体当たりで!「やらないよりは試す」<共演NG>

2020/11/30 07:00 配信

ドラマ インタビュー

ドラマ「共演NG」で前島豊を演じた小野塚勇人にインタビュー!(C)「共演NG」製作委員会

中井貴一との芝居は「やらないよりも試そうという感じで」


――今回、大御所と呼ばれる方々との共演でしたが、刺激を受けたと思うことをお聞かせください。

色の付け方というか、キャラ立ちの仕方というか、ちゃんと個を残してるけど、不自然じゃない演技が勉強になりました。

一人一人にきちんと色があって、登場人物の一人として生きていました。周りが強烈なのに、かすんでいなくて。今後、役者をやる上で一人一人のキャラとか、そういうところは先輩方を見て勉強させてもらいました。

――受けた刺激を生かせたと感じているシーンはありますか?

事務所のシーンはクランクアップする日に撮ったので、事務所のシーンが生きていると思います。

中井さんと芝居をするところは思いっきりいこうかなと思っていました。うまくやろうとすると失敗するので、とにかく豊として中途半端にやらないようにしました。やりすぎたら監督が止めてくれるし、自分が持って行ったプランとかをやらないというよりは試そうという感じで。

せっかくこんなに大御所のなかなかご一緒できないような俳優さんとやれるので、間違っていようが間違っていなかろうがやり切ろうと思っていました。

最初は緊張してしまって、遠慮して合わせよう合わせようとしていたんですけど、最後の方は自分が仕掛けれそうなところは仕掛けました。

――大根監督の演出面で印象的だったことをお聞かせください。

とにかく、細部までこだわっていました。声の音だったり、言い方だったり、スタッフ役のエキストラさんのバタバタしている動き方だったり、とにかく画作りの細かさが印象的です。照明スタッフ、カメラマン、ADの動きだったり、一人一人の動きを細かくつけて、なるべくリアルな現場になる画作りをしていました。

個人としてはある程度は自由にやらせてくれて、面白かったら使ってくれるんですけど、こだわっているところの細かさは本当にすごくて。でも、嫌な細かさじゃなくて、画が明確になる細かさなので、そこはさすがだなと思いました。

――役作りについて、監督から指摘されたことで印象的なことはありますか?

裏での芝居だったり、しゃべっていないところの芝居は猫背さんを参考にした方がいいよとか。これからの教訓になることがありました。それを言われてからは、僕も猫背さんを見るようにしていました。
本当に一人一人に声を掛けて、話してくれていたので、現場の役者に向き合ってくれているんだなと思いました。

――では最後に、今後の見どころや視聴者へのメッセージをお願いいたします。

中井さんと鈴木さんだけじゃない共演NGの人たち“共演NGアベンジャーズ”に注目が集まってくると思います。

なぜその人たちが共演NGになったのかとか、そのさらにややこしいことが起きるので。そういった意味も含めて、作品に懸ける人たちと、バズらせるためにやっていること。制作側と役者側の葛藤もありますし、いかに一本の作品を作るのに気力や体力を使うのかもどんどん明らかになってくると思います。

そういったテレビの裏側の生々しい部分が出てくるので、ぜひそれは楽しんでいただきたいです。

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