渡辺謙、豊川悦司が“執念”のぶつかり合い「人間の力が何かを変えていく」＜「逃亡者」インタビュー・後編＞
渡辺、豊川が考える今後のエンターテインメントの在り方
――虚実入り混じる感じがとても面白かったです。この作品はコロナ以前に撮影され、コロナ禍を経て放送されますが、今後、エンターテインメントの在り方は変わっていくと思いますか？
渡辺：変わったというか、変えられたと思います。やはりエンターテインメントは何も考えずに笑ったり、泣いたり、手をたたいたり、受け取る側も感情をそのまま出せる状況じゃないとダメだと思うんです。画面の中だけ熱いというのではなく、演じる者と見る者のバイブレーションがぶつかり合うのが本当のエンターテインメントだから、”with”ではなく、“ない”という状況まで持っていかないとなと思います。
豊川：おっしゃる通りだと思います。元の形に戻すことはできないにしても、今とは全く違うステージに持っていかないといけないですよね。
渡辺：もっと深くなるかもね。やはりこういうものは必要なんだと。そうなってほしいね。
豊川：なってほしいですね。
下に続きます
テレビ朝日60周年記念ドラマスペシャル「逃亡者」
12月5日(土)夜9:00-11:05、6日(日)夜9:00-10:55
テレビ朝日系で放送
◆2021年1月冬ドラマ一覧！◆
12月5日(土)夜9:00-11:05、6日(日)夜9:00-10:55
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