<おちょやん>トータス松本&毎田暖乃“父娘”の会話が沁みる 絆をつなぐお母ちゃんの記憶
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の第3回が12月2日に放送された。“ダメダメなお父ちゃん”テルヲ(トータス松本)としっかり者の娘・千代(毎田暖乃)の絆が垣間見えるワンシーンが視聴者の涙を誘った。(以下、ネタバレがあります)
「似ててみ、思い出してしまうやないけ」
「おちょやん」は、激動の時代に女優の道に全てをささげ、“大阪のおかあさん”として人気を誇った女優・浪花千栄子をモデルに、その波瀾万丈の人生を人情味たっぷりに描く。第1週(11月30日~12月4日[金])「うちは、かわいそやない」では、千代が幼いながらも逞しく家を切り盛りする様子が描かれている。
第3回では、テルヲが新しくめとった栗子(宮澤エマ)を引き留めるため、大事にしてきた観賞用の鶏・流星丸を売りにいくエピソードが展開した。
流星丸を売りに行ったガラス工場の社長宅は、亡き母・サエ(三戸なつめ)がかつて奉公していた家だった。偶然にもサエの人柄の一端を知ることとなり、その縁のおかげで鶏も無事売れた。帰り道、千代とテルヲはともに、サエを思い出していた。
まんじゅうを買ってうれしそうに頬張り、「お母ちゃんのおかげやな」「そねやな」と笑い合った千代とテルヲ。千代が栗子を「あねな女のどこがええねん。お母ちゃんとまるで違う」とこき下ろすと、テルヲは「せやろ?せやさけ惚れたんや。似ててみ、思い出してしまうやないけ」と本音をにじませた。