“母”井上真央との再会は「とてもうれしかった!」二人の“寅ちゃん”がほほ笑ましい撮影エピソードを明かす
井上優吏「啖呵売をたくさん練習しました」
今回撮影に当たり一番苦労した点について井上優吏は「啖呵売(たんかばい)が難しかったので、たくさん練習しました。僕自身、テンションが上がると声が高くなってしまうのと早口になってしまう癖があったので、落ち着いてしゃべることを意識しました」と明かした。
また、藤原は「撮影の合間に『(僕の出番)まだ~?おなかすいたよ』とつぶやいたら、『だめだよ!待つのも仕事なんだから!』とおかあちゃんに言われたので、(監督など現場の方に向けて)『大丈夫です!待つのも仕事ですから』と言う練習もしました!」と井上真央からもらったというアドバイスを明かした。
さらに、物語では確執が生まれてしまう寅次郎の父・平造を演じる毎熊克哉について「『昆布食べようよ』とおとうちゃんに言って一緒に食べました!でも食べ過ぎておとうちゃんに『あまり昆布食べちゃダメだよ!おなか壊しちゃうから!』と注意されてしまいました!」とほほ笑ましいエピソードを無邪気に語った。
さらに小松氏が、1年ぶりの撮影で会った二人の印象について語った。井上優吏については「身長が伸びてより大人っぽくなって、物語そのものを引っ張って行く役割を担ってくれました」と称賛。
藤原については「今回、フェイスシールドを着けたりと大変な時期での撮影だったのですが、彼の明るさにみんな救われましたね」とムードメーカー的存在だったことを明かした。
「少年寅次郎スペシャル」後編のあらすじ
1年ぶりに柴又にやって来た寅次郎(井上優吏)。その日は、母・光子(井上真央)の月命日。留守のくるま屋に入り込んだ寅次郎は、光子の遺影の隣にけんかしたままの父・平造(毎熊)の遺影を発見する。
そこにおいちゃん(泉澤祐希)やおばちゃん(岸井ゆきの)が墓参から帰ってきて、寅次郎は思わず隠れる。隠れたまま思い出話を聞くはめに。10歳の寅次郎(藤原)はやはり押し入れに隠れて騒動になったことがある。あの時の母の言葉が14歳になった寅次郎の心を動かす。