俳優の横浜流星がファッションメディア「ELLE(エル)」が選ぶ「エル シネマアワード2020」受賞式に登壇し、今年目覚ましい活躍をした男性に送られる「エル メン賞」を受賞した。
「エル シネマアワード」とは、「ELLE」がその年に公開された映画の中からベスト作品や映画人を表彰する賞。今年は史上初のELLE Japan公式YouTubeとTwitterによるオンライン生配信で行われ、「エル メン賞」を含む4部門の発表が行われた。
今年、映画「きみの瞳(め)が問いかけている」に天才キックボクサー役で主演した横浜(吉高由里子とのW主演)。世界大会で優勝したこともある極真空手の経験を活かしてキックボクシングの試合シーンもこなし、心揺さぶる圧倒的な純愛像で難役を演じ切った。
さらに、2020年は日本アカデミー賞新人俳優賞に加え、エランドール賞新人賞も受賞。映画界のみならずドラマ界でもより一層、横浜が存在感を増した年となった。
また、世界的ファッションブランド「ディオール」のメンズ初のジャパンアンバサダー就任や、「第15回ソウルドラマアワード」受賞など、グローバルな活躍も評価された。受賞者VTRで着用したのは「ディオール」の洗練されたスーツスタイル。ブランドの顔として堂々とした着こなしを披露し、受賞ムードを盛り上げた。
今回の受賞を受け、「素敵な賞をいただけて、光栄に思っています」と開口一番受賞の喜びを口にした横浜。「いろいろなことがあった一年でしたが、人の優しさに救われた年でもありました。『きみの瞳が問いかけている』では、作品が良くなるように、観てくださる方々の心を動かせるように、という思いで、全力で役として生きていました。自分の中でとても手応えを感じた作品だったので、少しでも皆さんの心の中に届いているのかと思うと嬉しいですし、僕自身も人として学ぶことが多かったので、これからもずっと心に残るような大切な作品となりました」と、受賞の大きな要因であった主演映画を振り返った。
また、日本の映画界において輝く女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」には蒼井優が、優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」には黒澤清監督が、そして、新時代をけん引する映画人に贈る「エルガール賞(※今年はエル・ガール ニューディレクター賞)」には池田エライザが選出された。