「新解釈・三國志」で描かれる“赤壁の戦い”とは？ 公開前に“従来の解釈”をおさらいしてみた
曹操を破るために劉備と孫権が連合軍を結成
「赤壁の戦い」(208年)は、華北を統一し、南下を目論む曹操と、魏の侵攻を阻止しようとする劉備と孫権の連合軍による、長江で行われた戦い。
曹操の侵攻により、拠点にしていた荊州を去らざるを得なくなった劉備は、孔明の案で孫権と手を結び、曹操を破ることを目論んだ。一方、孫権軍は80万の軍勢を誇る曹操に対し、対決か降伏かで意見が対立。その中で、主戦派の魯粛は孔明と同じように、劉備軍と孫権軍が手を結べば曹操に勝てると主張していた。
孔明と面会を果たした魯粛は孔明を孫権の元に招く。そこで孔明は曹操軍が「水軍の戦いには不慣れであること」「長い遠征で疲弊していること」を理由に、孫権に開戦を説得。孫権は曹操との対決を決意する。
だが、孫権軍の総司令・周瑜は孔明の才能を認めるとともに、いずれは自分たちの前に敵として立ちはだかると判断。暗殺を企てるが、孔明に見抜かれ失敗してしまう。すると、決戦が迫ったある時、周瑜は孔明に曹操軍と戦うため、10日以内に10万本の矢を用意してほしいと依頼。このむちゃな要求で失敗した孔明を軍議にかけることも画策していたが、孔明は「3日以内に」と返答する。
孔明は藁人形を積んだ船で霧に紛れて曹操軍の前へ。霧で目の前の物がちゃんと見えない中、出現した孔明の船を敵襲と思いこんだ曹操軍は矢で攻撃。孔明は藁人形に刺さった矢を回収することで、10万本の矢を手に入れてみせる。
一方、曹操は孔明に比肩する人物だと言われていたホウ統(※ホウは“まだれ”に“龍”)に出会う。決戦を前に曹操がホウ統に意見を求めると、ホウ統は船酔い対策として、船の揺れを抑えるために船同士を鎖でつなげること(連環計)を進言する。
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映画「新解釈・三國志」
12月11日(金)公開
監督・脚本＝福田雄一／出演＝大泉洋、ムロツヨシ、小栗旬ほか
◆映画「新解釈・三國志」特集ページはこちら！◆
12月11日(金)公開
監督・脚本＝福田雄一／出演＝大泉洋、ムロツヨシ、小栗旬ほか
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