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櫻井紗季、wacciの名曲がモチーフの朗読劇でヒロインに「私も含めてTPDのメンバーには“なまり問題”が…」<Interview前編>

2020/12/25 06:00

櫻井紗季にインタビューを行った
櫻井紗季にインタビューを行った ※提供写真

――12月26日(土)から上演される「雨恋ミント inspired by wacci“足りない”」は朗読劇。2020年3月に上演された「コインランドリーカタルシス」で一度経験しているので前回よりは気持ちに余裕がありますか?

実は初めての朗読劇の時、すさまじいほどの緊張を見せてしまったんです(笑)。台本を持っている手が震えてしまって。

お客さんにも「この子緊張しているな」っていうことが目に見えて分かっただろうし、その状況にまた緊張していました。だから、余裕はありません。きっと、今回も緊張すると思います。

――朗読劇の稽古ではどんなことを?

基本は頭から通してやってみて、演出家の方からここはお互いに目を合わせるとか、この場面では視線をそらすといったアドバイスを頂きました。

――ストーリーについての感想は?

wacciさんの「足りない」は「別の人の彼女になったよ」と並ぶ名曲。私もよく聴いていて好きな曲なんです。でも、脚本に起こすのは難しいだろうなと思いました。
新しい恋人がいるけど、昔の彼氏に未練がある女性が主人公。でも、寄りを戻すということにはならない大人の事情があったりもして。

過去ばかり振り返っているわけではなく、しっかりと前に進んでいく姿も描かれている点が見どころ。“別カノ”の要素もたっぷり入った物語になっています。

――主人公の女性に共感できる部分はありますか?

友達の恋愛事情を聞いたりしていると、あり得ることなんだろうなと思います。だからこそ、歌詞の世界観がバズったのかなって。ただ、新しい彼氏にしてみたら複雑な心境ですよね(笑)。

――心情の変化など、朗読していて難しいと感じるところは?

今回のヒロインは長ゼリフが多いんです。そこを飽きさせないよう、見ている方たちの想像力をかき立たせるためにはどんな表現ができるのか。私は舞台の稽古でも台本だけを読む「本読み」という作業がすごく苦手で。

動作がないから、ついつい棒読みになってしまうんです。だから、朗読劇での長いセリフの時は間(ま)の取り方が大事になってくるような気がします。

――長ゼリフの間も演出で決められているんですか?

間に関しては特にないんです。今回は菜七ちゃんと二葉が他のチームのヒロインを務めているんですけど、それぞれセリフを区切るところが違うんじゃないかなと思います。

――菜七さんと二葉さんの回で期待しているところは?

最初の読み合わせの時に3チーム合同で本読みをしたんです。その時に2人の朗読を聴いているんですけど、菜七ちゃんはどこかしっとりとした感じ。
二葉はいつものかわいらしさが残っているような読み方でした。それぞれ違いがあって面白かったですね。

――設定はどの回も同じなんですよね?

全く一緒です。だから、ヒロインがどれだけ相手の男性のことが好きだったのか。
どれだけ未練が残っているのか。間の取り方や声色でキャラクターのイメージが変わってくるんです。

――三者三様の朗読が楽しめるわけですね?

そうなんですけど、私も含めてTPDのメンバーには“なまり問題”があって…。

――イントネーションで苦戦しているということですか?

普段も出ているんでしょうけど、メンバーの中で注意できる人がいないんです。みんななまっているので(笑)。

――お察しします(笑)。やっぱり、本読みの時に出てしまったんですか?

私は舞台をやるたびになまりについてアドバイスを受けることが多かったんです。だから、イントネーションを意識しながら読んでいたんですけど…。関西人の菜七ちゃんと二葉はめちゃめちゃ面白くて、思わず笑ってしまいました(笑)。

――動きがないから余計目立つのかもしれませんね。

そうなんです。耳に入ってきやすいんですよね。

――そういえば、Twitterで「2曲を彷彿とさせるセリフがちりばめられていて、うぉおってなった」とつぶやいていましたが、お話しできる範囲で構わないのでどの辺が“うぉおポイント”でしたか?

そんなにたっぷり使っているわけではないんですけど「別の人の彼女になったよ」というセリフがあったり「足りない」というワードが出てきたり。セリフとしては普通のフレーズですけど、あの2曲を聴いている人は“うぉお”ってなる場面があるかもしれません(笑)。

個人的には、えのもとぐりむさんの世界観が好きなので、前回出演させていただいた朗読劇「コインランドリーカタルシス」のセリフがいい塩梅に入っている点が“うぉおポイント”です!

今回の朗読劇は私と菜七ちゃん、そして二葉がそれぞれのチームでヒロインを務めています。朗読劇を見たことがないという方にも面白さを分かっていただけるような作品になっていると思います。

TPDのメンバーも大好きな曲の世界観に浸って昔のことを思い出したり、切ない気持ちになったりしながら朗読劇の世界観を楽しんでください。TPDのメンバー(浜崎香帆脇あかり、高嶋)が日替わりで登場するアフタートークはワチャワチャした女子会になりそうですよ(笑)。

下に続きます
■櫻井紗季オフィシャルSNS
【Twitter】https://twitter.com/isaki_s_tpd
【Instagram】https://www.instagram.com/saki_sakurai_tpd/
【SHOWROOM】https://www.showroom-live.com/saki_sakurai_

タイトル:朗読劇「雨恋ミント inspired by wacci “足りない”」
原案:wacci「足りない」(エピックレコードジャパン)
作・演出:えのもとぐりむ
出演:<チームS> 櫻井紗季(東京パフォーマンスドール) × 林勇輝  × 納富有沙
   <チームL> 高嶋菜七(東京パフォーマンスドール) × 川原一馬 × 伊藤梨沙子
   <チームD> 橘二葉(東京パフォーマンスドール)  × 安田啓人 × 川崎愛香里

劇場:下北沢 ザ・スズナリ
公演日程:12月26日(土)夜6:00(S)
     12月27日(日)昼1:00(S)★1/昼5:00(S)★2
     12月28日(月)昼3:00(L)/夜7:00(D)
     12月29日(火)昼1:00(D)★3/昼5:00(L)★4

<アフタートークゲスト>
★1 浜崎香帆 ★2 脇あかり ★3 高嶋菜七 ★4えのもとぐりむ、橋口洋平(wacci)

NanaProduce「追憶」
2021年1月20日(水)~24日(日)
東京・サンモールスタジオで上演
公式HP:https://nanapro.tokyo/


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画像一覧
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  • 櫻井紗季にインタビューを行った
  • 【写真を見る】アルバムリリース時の取材では、“お姉さん感”ある表情も見せてくれた櫻井紗季
  • 櫻井紗季がヒロイン役を務める朗読劇と舞台について語ってくれた
  • アルバム『20 BEATS 20 TALES』取材時撮影
  • 連載取材時の撮影より
  • 連載取材時の撮影より
  • 『20 BEATS 20 TALES』試聴会より

関連人物

  • 櫻井紗季

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    東京パフォーマンスドール

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