亡き夫の思いを胸に、高級ブランド鯛『穂州鯛』の養殖を手掛ける渡邉美保子さんに密着<セブンルール>

2021/01/12 16:00 配信

バラエティー

高級ブランド鯛『穂州鯛』の養殖・加工を手掛ける「渡邉水産」の社長・渡邉美保子さんに密着(C)カンテレ

1月12日放送の「セブンルール」(火曜夜11:15-11:45、フジテレビ系)は、『穂州鯛(ほしゅうだい)』の養殖・加工を手掛ける「渡邉水産」の社長・渡邉美保子さんに密着する。

佐賀県で最も人口が少ない町・玄海町で生まれ育った渡邉さんは、強い思いを胸に養殖鯛のブランド化に挑んできた。『穂州鯛』の“穂州”は、13年前に交通事故で亡くなった夫の名前からとったもの。夫の死後、周囲から反対されたが「旦那が残してくれた水産業をしたかった」という思いから、渡邉さんは跡を継いだ。

そんな母を支えるため、一度は親元を離れ別の仕事についていた娘4人が、玄海町に戻ってきた。アパレル業界で働いていた長女の志麻さんは「お母さんを支えたい気持ちが強い」と語った。そして、鹿児島出身で長男だという志麻さんの夫は、地元に帰らず養殖業を手伝うことを決めた。

事務所のすぐ脇にある『穂州鯛』の漁場。通常は1年半ほどで出荷するところ、『穂州鯛』は2年以上かけてじっくり育てられるため、エサ代や管理費のコストはかかるが、甘みやうま味が増すという。品質改良の努力を続けた結果、かつては1匹1500円ほどだった養殖鯛が、今では高級ブランドの『穂州鯛』として5000円の値がつくまでになった。

番組では、玄界灘の美しい海を舞台に、渡邉さんの仕事やプライベートに密着。過疎化の進む玄海町を盛り上げるために水産業に奮闘する姿や、快活な母を支える娘たちとの人間味溢れる「オンリーワンな関係性」を映し出す。家族一丸となって『穂州鯛』を育て「夫の愛した海の魅力を知ってもらい、一人でも多く地元に残って欲しい」と願う彼女の思いと7つのルールとは。