今年30歳AKB48柏木由紀、新たなキャリア像示すか
2010年代のアイドルブームを象徴する存在であるAKB48でも、柏木由紀が今年の7月に30歳の誕生日を迎え、また新たなアイドルのキャリア像を示してくれるかもしれない。
柏木は、2006年12月に3期生としてグループに加入。NMB48やNGT48との兼任も経験し、今ではグループの全盛期を知る数少ないメンバーとしてAKB48を支えている。そんな柏木が注目を集めたのは、2019年11月に放送された「ベストヒット歌謡祭」(日本テレビ系)での「私は30歳まで卒業しません」宣言だった。
20代前半までに卒業することが多いアイドル業界。これまでのAKB48グループでの最年長在籍記録は、元SKE48松村香織が持つ29歳3カ月15日。AKB48では、小嶋陽菜が29歳の誕生日に卒業している。
なぜ、柏木はそこまで長くアイドルであり続けるのか。柏木は自身のYouTubeチャンネルに昨年10月に投稿した動画内で、「アイドルを続けるモチベーション」について語っていた。
「モチベーション落ちたことは本当に無い」という柏木は、「ファンの人だと思うんだよね、本当にきれいごとじゃなくて。雑誌に出たいとか、一人でテレビに出たいとかあるじゃないですか。でもそれってなんで出たいのかというと、私を応援してくれてる人がめちゃくちゃ喜んでくれるから。AKB以外の仕事だったり、アイドルファン以外の人に見てもらえるお仕事が決まったときに、自分の“推し”が新しいチャレンジをしていることで、ファンの人が胸を張って応援できる人になりたいというのがずっとあって、それがモチベーションなんです」と説明。
「すごくお金がもらえる大きな仕事だったとしても、ファンの人が喜ばない内容だったらやる意味が無い」「わざわざ私を応援してくれている人が、なぜ私を応援するのかという理由をたくさん作りたい」と続け、ファンとの関係性を大事にし信頼関係を構築できているからこそ、長くアイドルを続けられているということが見て取れる。
かつての同僚・先輩である前田敦子や高橋みなみ、篠田麻里子ら“神7”メンバーは続々と結婚・出産を発表し、それぞれの場所で活躍を見せている。「恋愛禁止ルール」があるAKBグループの中で、柏木は今後どういったキャリアの選択をするのだろうか。その去就に注目が集まっている。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
