<おちょやん>ファーストサマーウイカも登場!杉咲花“千代”、撮影所という“別世界”へ
杉咲花がヒロインを務める連続テレビ小説「おちょやん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は一週間の振り返り)。第7週「好きになれてよかった」(1月18日~23日)では、千代(杉咲)の鶴亀撮影所での奮闘が描かれている。そこは、これまですばらしい機転で人生を切り開いてきた千代ですら途方に暮れてしまうほどの“別世界”だった。(以下、ネタバレがあります)
奇人変人渦巻く撮影所
「カフェー・キネマ」女給と「山村千鳥一座」団員生活を経て、千鳥(若村麻由美)の口利きで撮影所付き大部屋女優となった千代。だが、女給や座長の世話係が奉公時代に培った技術や要領の良さで乗り切れたのとは違い、撮影所での毎日はすべてが千代の理解を超えた驚きの連続。独特のしきたりに沿って動く人々に振り回され、千代の機転も珍しく不発が続く。
所長の片金(かたがね=六角精児)は、股間からモノがはみ出ると“縁起がええ”と喜ぶことから“カタキン”所長と呼ばれる変わり者。そして千代が初めて対面した監督は、ハリウッド帰りで「ガッデム」が口グセのジョージ本田(川島潤哉)。千代に“バンブーベロニカ”と芸名をつけようとしたことからも、独特すぎるセンスの持ち主だとわかる。
現場の役者・スタッフもちょっとしたきっかけで殴り合いの乱闘を始めるなど、撮影現場はまるで戦場。その脇を、ジョージ本田の妻で女優・ミカ本田(ファーストサマーウイカ)が「またやってるの?ダーリン」と涼しい顔で素通りしていく。