草なぎ剛の仕事始めは初詣!今年は”牛”のように生きる!?【連載コラム】
「慶喜の成長や生きざまを見せられればいいな」
そして、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)がいよいよ2月14日日から放送になります。ついに始まるね。先の台本もドンドン来てますよ。徳川慶喜、いい感じになるんじゃないかな。特報動画などを見てくださった方は、主人公の渋沢栄一(吉沢亮)との出会いのシーンや、慶喜が弓を引くシーンも見てくれたのかな。久しぶりに弓をやりました。ドラマ「スタアの恋」('01年フジテレビ系)以来。同じ場所で弓の練習をしたんです。道場の方が以前僕が来てたことを知っていて、「この同じところで練習されてましたよ」って。僕は全然覚えてなかったんだけど(笑)。弓は難しくてね。本番、的に当たったのは奇跡かと思った。
撮影は長期にわたり、幼少期から最後徳川幕府が終わるところまでやると思うんだけど、慶喜の成長や生きざまを見せられればいいな。慶喜は頭がキレる人で、面白い役どころだと思うんですよ。何を考えているのか分からない。将軍になりたいのか、なりたくないのか。どういう戦法で生き抜いていくのか。セリフだけでは慶喜の真意を測るのが難しい。監督から細かく説明を受けて演じています。栄一を演じる吉沢亮くんも、いとこの喜作を演じる高良健吾くんも、とても好青年で、役に対しての熱意があって、すごく清らかな雰囲気を感じたので、僕も学ばせてもらっています。多くの大先輩もそうだけど、そういう若い世代の、今頑張っている人たちと仕事ができるのもまた面白いなと。時代劇って大変だけど、ぜいたくな時間だなと思うんですよね。セットも衣装もヘアメークも、時間をかけて最高の舞台を用意してもらったところで演技ができる。だからこそ、緊張もするしプレッシャーもあるんだけど、大変さを感じれば感じるほど魅力的な慶喜になると思っていて。プレッシャーをバネに変えて挑んでいけば、今までの僕とはまた違った輝きを放つ役になるんじゃないかと思う。楽しんで見てほしいと思います。