新世代アニソン歌手・YURiKA、武器は田んぼで培った歌唱力!?

2017/02/26 08:00 配信

音楽 インタビュー

「リトルウィッチアカデミア」のオープニングテーマを歌うYURiKA

2月22日にシングル「Shiny Ray」でメジャーデビューを果たした、新世代のアニソンシンガー・YURiKAにインタビューを行った。

「Shiny Ray」は1月からスタートしたTVアニメ「リトルウィッチアカデミア」(TOKYO MXほか)のオープニングテーマに起用されており、視聴者からも大きな反響を呼んでいる。

そんな彼女に、デビューのきっかけやアニメソングに対する思いなどを語ってもらった。

――まずは簡単に自己紹介をお願いします。

埼玉県出身のB型です!(笑) 小学6年生のときに「創世のアクエリオン」というアニソンがありまして、それを聴いて歌手というよりアニソンにこだわった、“アニソン歌手”になりたいと思いました。

それからNHK総合の「のど自慢」とか、素人が出られるテレビ番組にたくさん応募して、全部アニソンで戦ってきました。そして去年の夏にあったオーディションで合格して、今に至ります。

――「創世のアクエリオン」のどこに引かれましたか?

テレビでCMをやっていたんですよ。CMって普通はマジマジと見るというより、流し見すると思うんですけど、その歌がサビで「一万年と二千年前から愛してる」って歌詞で、メロディーも覚えやすいし、とても耳に残ったんです。歌詞の「一万年と二千年」って何なの?って思って(笑)。

主人公というか、歌詞の子はいくつなんだ?と思って。ちゃんと聴くつもりもなく聴いていたのに、こんなに頭に残るのってすごいなって。それから曲について調べて、アニメの魅力にハマった感じです。

――それまで夢ってあったんですか?

幼稚園の卒園文集には「歌手になる」って書いてありましたから、歌うことは前から大好きだったんですけど、歌いたいって具体的に考えるようになったのが、その小6のときのアニソンとの出会いでした。

――「のど自慢」やその他のオーディションではどんな歌を歌ったんですか?

「創世のアクエリオン」を歌ったこともありましたし、他もいろいろありましたけど、アニソン以外は歌ったことがないですね。

――やっぱりアニメソングが勝負曲ということですか?

そうですね。アニソンってポップス、演歌とか、洋楽に比べて存在感が薄かったですが、「それでも私はアニソンが好きだ!」と堂々と歌ってきました。それが一番自分に合っているんだと信じて、ずっとアニソンを歌っています。

――アニメに対する風当たりのようなものも変わってきましたよね?

そうですね。私も今は「明るいオタク」だと思っています(笑)。昔は恥ずかしいって気持ちもあったんですけど、自分の好きなことだし、堂々と言って広めていきたかったので、そういう意味も込めて、アニソンを歌い続けるようになりました。

――プロフィルによると、田んぼの真ん中で日々歌唱をしていたとのことですが…?(笑)

そうなんですよ! 家の近所だったり、登下校の最中だったり、人がいないので、いつ歌っても誰にも迷惑かかりませんから(笑)。

そういえば、歩きながら歌っていたらコウモリが付いてきたことがあるんです(笑)。あれはビックリしましたね。

――コウモリが気になる周波数だったんですかね?(笑) そこではアニソン以外も歌っていたんですか?

そうですね。でも、やっぱり小学6年生のときの出合いは衝撃だったので、その後はアニソンばかり歌うようになっていました。当時は田んぼでワンマンライブをやっていましたよ(笑)。

――人が集まってきたりしましたか?

そういうことはないですね。でも、友達にも近所の人にも、(YURiKAは)小さいころから「声が大きくて、明るくて、歌が好きな子」というイメージがあったらしいです。

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