2月22日にシングル「Shiny Ray」でメジャーデビューを果たした、新世代のアニソンシンガー・YURiKAにインタビューを行った。
「Shiny Ray」は1月からスタートしたTVアニメ「リトルウィッチアカデミア」(TOKYO MXほか)のオープニングテーマに起用されており、視聴者からも大きな反響を呼んでいる。
そんな彼女に、デビューのきっかけやアニメソングに対する思いなどを語ってもらった。
――まずは簡単に自己紹介をお願いします。
埼玉県出身のB型です!(笑) 小学6年生のときに「創世のアクエリオン」というアニソンがありまして、それを聴いて歌手というよりアニソンにこだわった、“アニソン歌手”になりたいと思いました。
それからNHK総合の「のど自慢」とか、素人が出られるテレビ番組にたくさん応募して、全部アニソンで戦ってきました。そして去年の夏にあったオーディションで合格して、今に至ります。
――「創世のアクエリオン」のどこに引かれましたか?
テレビでCMをやっていたんですよ。CMって普通はマジマジと見るというより、流し見すると思うんですけど、その歌がサビで「一万年と二千年前から愛してる」って歌詞で、メロディーも覚えやすいし、とても耳に残ったんです。歌詞の「一万年と二千年」って何なの?って思って(笑)。
主人公というか、歌詞の子はいくつなんだ?と思って。ちゃんと聴くつもりもなく聴いていたのに、こんなに頭に残るのってすごいなって。それから曲について調べて、アニメの魅力にハマった感じです。
――それまで夢ってあったんですか?
幼稚園の卒園文集には「歌手になる」って書いてありましたから、歌うことは前から大好きだったんですけど、歌いたいって具体的に考えるようになったのが、その小6のときのアニソンとの出会いでした。
――「のど自慢」やその他のオーディションではどんな歌を歌ったんですか?
「創世のアクエリオン」を歌ったこともありましたし、他もいろいろありましたけど、アニソン以外は歌ったことがないですね。
――やっぱりアニメソングが勝負曲ということですか?
そうですね。アニソンってポップス、演歌とか、洋楽に比べて存在感が薄かったですが、「それでも私はアニソンが好きだ!」と堂々と歌ってきました。それが一番自分に合っているんだと信じて、ずっとアニソンを歌っています。
――アニメに対する風当たりのようなものも変わってきましたよね?
そうですね。私も今は「明るいオタク」だと思っています(笑)。昔は恥ずかしいって気持ちもあったんですけど、自分の好きなことだし、堂々と言って広めていきたかったので、そういう意味も込めて、アニソンを歌い続けるようになりました。
――プロフィルによると、田んぼの真ん中で日々歌唱をしていたとのことですが…?(笑)
そうなんですよ! 家の近所だったり、登下校の最中だったり、人がいないので、いつ歌っても誰にも迷惑かかりませんから(笑)。
そういえば、歩きながら歌っていたらコウモリが付いてきたことがあるんです(笑)。あれはビックリしましたね。
――コウモリが気になる周波数だったんですかね?(笑) そこではアニソン以外も歌っていたんですか?
そうですね。でも、やっぱり小学6年生のときの出合いは衝撃だったので、その後はアニソンばかり歌うようになっていました。当時は田んぼでワンマンライブをやっていましたよ(笑)。
――人が集まってきたりしましたか?
そういうことはないですね。でも、友達にも近所の人にも、(YURiKAは)小さいころから「声が大きくて、明るくて、歌が好きな子」というイメージがあったらしいです。
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