岩田剛典、新田真剣佑と初共演し「まっけんは天真爛漫に見えるんだけど…」＜名も無き世界のエンドロール＞

初共演となる岩田剛典と新田真剣佑を迎え、第25回小説すばる新人賞を受賞した同名小説を映画化した「名も無き世界のエンドロール」(公開中)。
岩田と新田が強い絆で結ばれた幼なじみのキダとマコトを演じ、彼らが10年の歳月をかけて企てた壮大な計画の行方を描くサスペンスだ。

岩田「これはキダとマコトの物語ではあるのですが、キダの目線で話が展開していくので、見る方にいかについてきてもらうかは、キダ次第だと思いました。とはいえ、キダは周りの人から影響を受けて行動や考え方が成り立っていくキャラクターなので、感情の起伏はあまり大きくありません。その中でどう変化をつけていくかを考えながら演じました」

新田「僕自身、サスペンス系の作品は好きなのですが、こういうストーリーは初めてでしたので、脚本を読ませていただいた時点で、面白い作品になるだろうなと思いました。と同時に、胸が痛くなるほど切ない物語でもあるので、悲しいときと幸せなときのマコトをきちんと表現するためにはどうしたらいいのかを考えましたし、そこにメリハリをつけていけたらいいなと思っていました」

複雑な家庭環境に育ち、家族よりも大切な仲間となったキダとマコト。さまざまなできごとを経て別れ、彼らはやがて再会する。キダとマコトはそれぞれ表と裏の社会でのし上がっていくのだが、岩田と新田は高校時代の姿も自身で演じた。

岩田「それこそ最初に『これ(高校時代)は僕で大丈夫ですか？』と聞いたのですが、『全員、大人パートのキャストで行きますので』と言われまして(笑)。なので、『大丈夫かなぁ…』と思いながら制服を着たのですが、撮影中も『コスプレに見えない？』とばかり言っていました(笑)」

新田「僕は最初から気にしていなかったんですが、岩田さんが制服での撮影のたびに『大丈夫？　これ大丈夫？』と聞いてくるので、毎回『大丈夫です』と答えていました(笑)」

岩田「そう言ってないと、しらふで現場にいられない感じでしたから(笑)。でも、まっけんが認めてくれるのならば安心ということで、まぁまぁ似合っていたんじゃないですかね(笑)」